市場調査を専門とするDFCインテリジェンス社がPS5の現状についての調査結果をまとめ
それによれば、まずソニーの発表によりXSXへの関心は急激に色褪せてきているようだ。
これは浮動層の興味が大きく動いた結果であり、マイクロソフトもここまで自社の新型ハードの
発表を行ってきてはいるものの、ソニーと比べると弱いようである。

DFC社もこうした点などを理由に挙げ次世代機はソニーに有利な形で進むと予測していた。
ただXboxゲームパスは明らかにPS Nowに比べ魅力的であるとも述べ
独占ソフト次第では情勢が変わる可能性もあると付け加えてもいる。

一方、PS5の品質について同社の評価は手厳しい。
彼らは今回の発表について「手堅いものだが驚きに欠ける」と分析すると
次世代機もアップグレードに過ぎないとの見通しを示している。

「このカンファレンスでソニーは自社の主要ソフトを相次いで公開した。
 同時発売ソフトになりそうなスパイダーマン、グランツーリスモにラチェット&クランクなど。
 中でもホライズンゼロドーンの新作は最も大きな熱狂を誘っていた。
 だが、これらの作品の殆どが発売日を発表していない」

「彼らはまたフィンランドに拠点を置くスタジオに資金を融資しReturnalという独占ソフトも明らかにした。
 それだけでなくスクウェア・エニックスからもFF15スタッフを中心に開発している独占作を獲得している。
 つまり全体としてPS5のソフト群は手堅い布陣のようだ。
 だが、これらはいずれも驚きに欠けている。どのソフトもゴッドオブウォーやラストオブアス程の売上は期待できないだろう」

ちなみにソニーは配信専用型の次世代機も発表していたが
DFCによれば、これは全く関心を集めていないらしい。

「ソニーはデジタル専用のPS5も発売すると提示していた。これは明らかに価格を魅力にしたハードになるだろう。
 だが我々の調査によれば殆どの消費者がこのタイプに関心を持ってはいなかった。
 低年齢層のユーザーでさえ、親がこれを買わないことを願うという回答ばかりであった。
 また2種発売により生産ラインが保てるのか、特にディスク版に悪影響が生じないのかは気掛かりな問題だ」

と彼らは今回の発表会を締めくくっていた。
https://wccftech.com/interest-in-xbox-series-x-events-pales-compared-to-the-playstation-5-event-says-dfc-intelligence/