「あつ森」トラブル続出の闇…住民交換で詐欺行為、現金取引、女性になりすましてナンパ
2020.07.19 05:50文鶉野珠子/清談社
https://biz-journal.jp/2020/07/post_168854.html
禁止行為の「リアルマネートレード」の被害も
 また、あつ森内でのトラブルも多数散見された。特に多いのが、アイテムや住民の“トレード”をめぐるものだ。

≫ 多くのプレイヤーが欲する住民は3000〜8000円程度で売られているという。
また、人気のキャラクターが自分の島にいることをSNSでステータスのようにひけらかすプレイヤーもいるそうで、それにつられるように、一部の人気住民のレートが高騰している状態のようだ

SNS上のやり取りを見ると、同じ高レートの住民でも、住民そのものよりも高額でやり取りされている代物がある。
その住民のイラストが印刷された「amiibo」というカードだ。このカードは、超人気住民であれば、
≫ 大手フリマアプリでは1万4000〜2万円近くで売買されている。

>>> 女性になりすます“あつ森ナンパ”も問題に
 リアルマネートレードや住民のトレードにおける詐欺行為などと同様に問題となっているのが、あつ森を利用したナンパ行為だ。

 ゲーム内でのナンパ行為自体は昔からあるが、あつ森はプレイヤー数が膨大な上、ゲームに慣れていないプレイヤーも多いため、ナンパ師にとっては最高の狩り場になっているという。
ナンパ師はレアアイテムやレア住民の交換などを持ちかけることもなく、単純に「一緒にゲームをしようよ」と声をかけることも少なくないそうだ。やり口はリアルナンパと変わらないが、やっかいなのが、女性になりすまして声をかけるケースがあることだ。

「SNSやあつ森のアカウントでは、実際は男性でも女性になりすますことができます。
≫同性だからと安心して仲良くなり、『実際に会おうよ』と誘いだされてオフラインで会ったら相手が男性だったというのは、オンラインゲームを介してのナンパでは珍しくありません」(同)

 ツイッターで「あつ森 住民 交換」と検索すると、交換を希望するツイートが大量に表示され、その多くは10〜20代だ。なかには、プロフィール欄に在籍している中学校名を記載しているアカウントもあった。
≫小中学生のプレイヤーも、ターゲットになりかねないということだ。