龍が如くとソニックといえば同じセガのゲームでありながら対照的な作品だ。
一方はアクションRPGと格闘の融合、もう一方は徹底されたスピード感を重視している。
だが、もしかしたらこの2つの合体が起こりえるのかもしれない。

これは龍が如くシリーズの佐藤大輔プロデューサーがセガ60周年を祝した対談で
明かしたもので、彼はもし同社の他のIPを制作できる機会があるならばどれを選ぶかという問いに
ソニックにすると即答。
少なくとも一度はこのソフトに携わってみたいと発言していた。

セガのソニックといえば、これまでとても興味深い足跡があり
シリーズはなんと30年近く前から存在している。
ただ、この作品はその長寿さが示す通り熱心なファンもいる一方でヒットから見放されて久しい側面もある。
2Dゲームが全盛だった時代には間違いなく大きな人気を得ていたのだが
ゲーム業界が3Dに移行する過程において、青いハリネズミは幾つか問題を起こしてしまったのだ。

では、そこから復活し再び名誉を取り戻すにはどうすれば良いのだろう。
一つの方法として今までになかった手法を取り入れるというのが考えられるかもしれない。
例えばNDSで発売した「ソニッククロニクル:闇次元からの侵略者」のように
ロールプレイングゲーム化するなど様々な創造的な行動に出ることによってファンを取り戻すことは大いに可能なはずだ。
そういう意味で、龍が如くスタジオから新作を開発するというのは時流に合ったものだとも言えるはずである。

龍が如くは過去に発売したすべての作品がいずれも世界中で好評を博し
シリーズの累計販売は数百万本にも上る。
他方ソニックは内容的な概念というのものが完全に確立されており、尚且つそこから変化させようがない状態にあるため
ここで桐生一馬のノウハウを持ち込むのは非常に面白いアイデアだろう。
これによって青いハリネズミにどういった変化が起きるのか。それは間違いなく興味をそそられる考えだ。
https://gamerant.com/yakuza-daisuke-sato-sonic-the-hedgehog/