外山最後は定年で花束をもらって拍手……みたいなものを想像していたんですが
実際はぜんぜん違って、無人のフロアで黙々と荷物を整理していました(笑)。

――状況的にしかたないとはいえ、ちょっと寂しいですね(笑)。
 独立するにあたって、社内の方に相談されたりはしたのでしょうか?

佐藤話が固まるまで社内の人には言えなかったですね。
SIEを退社していった先輩たちもたくさんいるので、その先輩たちに相談したりはしました。
社内の人たちもだいたい勘づいていたとは思うんですけど、
今回の記事で「ああ、やっぱりか」という感じになると思います。

外山圭一郎氏らによる新会社Bokeh Game Studioが始動。
SIEからの独立の経緯や今後について設立メンバー3名にインタビュー。
――懇意にされている方に相談したときのリアクションはいかがでしたか?

佐藤私たちがそれぞれタイトルを受け持っていたので、なかなか飛び出しにくかったというのもありますが、
私が聞いたリアクションとしては「やっとか」というものが多かったですね。
外山いろいろな人に相談して、たくさんのアドバイスをいただきました。
それがなかったら、どのように振る舞えばいいのかもサッパリわからなかったんですけど、
10年来の飲み友だちのクリエイターさんたちは、みんな自分のスタジオを持っていたりします。
そんな中で、なかなか一歩踏み出せずにいたのですが、やっと自分の番になったんだなという感じです。



SIEの社内、完全に閉店の決まったコンビニって雰囲気だな・・・