0001名無しさん必死だな
2020/12/06(日) 12:36:44.59ID:veTIhb2n0答えを言えば「定価」ではなく「希望小売価格」です。
「定価」は、漢字の意味する通り「定められた価格」で、販売店が上げても下げてもダメです。そして定価販売が許されるのは、書籍や新聞など一部の商品のみです。
「希望小売価格」は、メーカー側が希望する販売時の価格で、拘束力はありません。あくまでも販売店への“お願い”であり、従うか無視するかも販売店の自由です。もし逆らった販売店に対して、メーカー側出荷停止などの“嫌がらせ”をすると、別のうまい理由をつけても「価格拘束をした」と見なされてしまいます。独占禁止法に抵触するのです。
なおマンガ「鬼滅の刃」のコミックスを見ると「定価」と書かれており、どこの書店やコンビニエンスストアでも同じ値段で売られています。理由は書籍で「定価」販売が許されているからです。一方のゲーム機やソフトは、定価販売が認められておらず「希望小売価格」と書かれています。だから値引き販売もオッケーなのです。もちろん任天堂の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」にも定価は存在しません。
ただし「似たようなものだ。細かいことはいいんだよ」という声も理解はできます。ゲーム機は希望小売価格で売られているのが常態化しており、消費者が「定価」と思うのは仕方のない面もあります。ソフトは値引きができるように利益幅が大きいのですが、ゲーム機はそういかず、希望小売価格(もしくはそれに近い価格)で売ることになるわけです。
また一部のメディアも、「希望小売価格」と書くべきところを「定価」と書いたりしますから、混乱の元になります。さすがに新聞は明確に区別していますが、テレビ番組でも混同するケースもあるほどです。一方、メーカー側がこの二つの言葉を混同することもありませんから、やはり厳然と違うのも確かです。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kawamurameikou/20201206-00211137/