7月29日に発売が迫っているスクウェア・エニックスの新作『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて(以下、ドラゴンクエストXI)』。
機種はPlay Station4とニンテンドー3DSの両機種で販売され、それぞれ異なるグラフィックや体験が出来るように工夫されている。

私はスクウェア・エニックスのe-ストアでダブルパックを購入したのでどちらの機種も遊ぶことが可能。
機種間のデータ移行はそのままは不可能だが、「ふっかつの呪文」というシステムによりある程度の進行状況は互いに行き来できる。

■発売機種選びを間違えた? 数年後覇権はSwitchになる
この『ドラゴンクエストXI』の機種選びを多少誤った感が出ている。10を除く久々の据え置きであるPlay Station4、
そして9作目のDSに続き(10を除く)携帯ゲーム機のニンテンドー3DSが選ばれた。

しかし、現在覇権を取ろうとしているハードは誰もが知っている『Nintendo Switch』である。発売前はここまで話題になっていなかったが、
発売後の『ゼルダの伝説』の評判が著しく良かったこともあり、連日売り切れの毎日。入荷すれば即在庫切れである。
数年後にはかなりの確率で『Nintendo Switch』は覇権を取り、ソフトの売上上位を占めているだろう。
任天堂の人気IPや新規タイトルも数多く投入され、その中にはサードパーティーの人気タイトルも売れ始める頃だ。
2019年から2020年にかけてSwitchムーブメントはかなりの確率で来ると見て良い。

『Nintendo Switch』のユーザーは今『スプラトゥーン2』で遊んでいるだろうが、誰もが『スプラトゥーン2』専用機にしているわけでない。
腰を据えてじっくり遊びたい、いわゆる『ゼルダの伝説』のようなロールプレイングやアドベンチャーも待っているはずだ。
そこに『ドラゴンクエストXI』を投じてみよう。ほとんどのユーザーが食いつき購入していただろう。

『Nintendo Switch』での『ドラゴンクエストXI』の発売予定は一応あったが、詳細は一切不明となっている。
もはや作っているのかすらも怪しい状態だ。

■スクウェア・エニックスの判断は正しかった?
では何故スクウェア・エニックスは『Nintendo Switch』で『ドラゴンクエストXI』を同時発売しなかったのか? 
開発段階で『Nintendo Switch』の開発機材が遅れていたこと、そして『Nintendo Switch』がここまでブームになるとは読めなかったことだ。
下手すれば大コケしていた可能性もあった。そこで既に普及しているニンテンドー3DSでのリリースになったのだろう。
今となっては極めて残念だが会社としては正しい判断だったのかもしれない。
ただ開発者やスクウェア・エニックス社内から「Switch版も同時に作っておけば」という声が聞こえてきそうだ。

(つづく)
https://gogotsu.com/archives/31592
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