・北米のコミック業界は90年代以降、売上は右肩下がりで瀕死状態だ。この問題を解決するため、業界は
女性やマイノリティの人々にターゲットをシフトすることに決めた

・人種や多様性の問題などを認識(Woke)することで売上に繋げようとしており、例えば黒人のバットマンや、
バイセクシャルのウルヴァリンなどが誕生している

・社会問題に切り込むことでメディアから絶賛される上、現状コミックを買う若い女性が少ないことを考えると、
理論上は正しい判断なのだろう。しかし実際にこのやり方が売上に貢献しているとは言い難い。金を出して
コミックを買うのはオタクであって、意識が高い人々ではないからだ

・一方で日本の漫画業界は『鬼滅の刃』が累計1億部を突破するなど非常に好調だ

・北米における2019年のコミック累計売上部数は1,550万部と『鬼滅の刃』の10分の1ほど。しかもその多くは
教材や日本の漫画で占められている

・アメリカの漫画家やメディア関係者は「なぜ人々は作品を買わないのか」とファンを小馬鹿にする態度をとる。
まるで沈没船で何が起きたか訳も分からず騒ぐネズミのようだ

・それに対して日本の漫画家はまず第一にファンを大切にする。読者層を途中で変更したり、ファンの悪口を
言うのではなく、彼らを強く抱きしめるのだ。あまりに強く抱きしめて”抱き枕”を作る行き過ぎた行動に出ることも
あるが、こうしてオタクから支持を得て、愛情と小銭を落としてもらっているのだ

http://yurukuyaru.com/archives/84838852.html