米Sony Electronicsは現地時間の7日、BRAVIAの新モデルとしてBRAVIA XRシリーズを発表した。本稿では有機EL(OLED)を採用した「MASTER Series A90J」と「A80J」、液晶の「X95J」と「X92」、「X90J」を取り上げる。全モデルが4K/HDRに対応。

いずれのモデルも「人間の見たり聞いたりする方法を再現するように設計した」という処理エンジン「CognitiveProcessor XR」を搭載した。「人が物を見るとき、無意識のうちに特定のポイントに焦点を合わせる」ことを利用し、CognitiveProcessor XRは画面を多数のゾーンに分割し、画像の「焦点」がどこにあるかを自動検出する。

従来の人工知能(AI)は、色、コントラストなどのピクセルを個別に検出して分析することしかできなかったが、CognitiveProcessor XRでは脳と同じように、要素の配列を一度に相互分析でき、「各要素が互いに連携して最良の結果に調整される」という。

Sony Pictures Entertainment(SPE)と共同開発された「BRAVIA CORE」にも対応し、SPEの映画作品を最大4K/HDRで楽しめる。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1299183.html