統計調査会社のアンペールアナリシス社が昨年発売された新型ハードの
販売台数がいずれも前世代機のそれと比べると強くはないと示唆した。
マイクロソフトもソニーも次世代機の売上は過去最高だと喧伝しているが
どうも実際のところはそうはなってはいないらしい。

彼らの報告によればまずXSXはSも含めここまで実売で280万台を売り上げており
これは同期間のXBOと比較すると10万台少ない数字となっている。
もちろんマイクロソフトはゲームパスなど多角的な経営に出ているため、他の面にも目を向けるべきなのだろうが
しかしアナリシス社は早くとも2025年まではハード販売が彼らの中核をなすと見なしており
そういう意味でここまの同社は弱い動きにとどまっていた。

一方ソニーはここまで450万台のPS5を販売したと謳っているが
アナリシス社は420万台程度だろうと分析。
これは出荷に基準を置いた前者と実売を見ている後者の差異が出たのだろう。

また同期間のPS4と比較した場合、ソニーの次世代機は同じぐらいの販売台数が報告されているが
調査会社はこの発表には問題があると指摘。
前世代機は日本での発売がやや遅れたのに対し今世代機は日米欧ほぼ同時となっているため、
この部分を加味するとPS5の売上は弱いと考察していた。

ただアンペールアナリシスは発売直後から世界中でPS5は完売してしまった所にも
注意するべきだと述べたうえで
もし、それがなければ彼らは既に500万台以上を販売していただろうともみなしている。
さらに彼らはソニーが今期中に760〜800万台の新型ハードを売り上げると予想しており
これは同期間のPS4の750万台を僅かではあるが上回る数字である。

もっとも、ここまでのハード競争において真の勝者が任天堂にあることに疑いの余地はない。
Switchは昨年2630万台も販売しているのだ。
この数字はWiiの最高年間販売台数を200万台ほど上回っており、同社の強さが際立つ結果となっている。
https://wccftech.com/next-gen-console-sales-arent-any-faster-than-last-gen-says-analyst-firm/