2021年2月22日、韓国・イ―デイリーは「ニンテンドーの国・日本…世界1位のゲーム強国は
どのようにして崩壊したのか」と題する記事を掲載した。

記事はまず、ニンテンドーの「どうぶつの森」が今月12日に旧正月を迎えて行ったイベントに
ついて伝えている。ゲームにお年玉入りのポチ袋と服装が追加されたのだが、日本の
ユーザーから「中国のゲームなのか」「ニンテンドーが日本の正月を後回しにして
中国の春節だけを祝っている」などと反発の声が上がったという。

これについて記事は「ニンテンドーは日本のお正月にもしめ飾りと門松を追加するイベントを
実施している上、2月の旧正月イベントも単に中国だけをターゲットにしたわけではない」と指摘。

「旧正月は韓国や台湾、ベトナムでも行われ、日本の一部の神社やお寺でも旧暦の
正月行事を行なっている」とし、「今回のイベントに非難を浴びせた日本人こそ、むしろ
日本のゲーム業界を台無しにする主犯だ」としている。

また、記事はフリーライターの赤木智弘氏が今月19日に『論座』に寄稿した寄稿文に注目している。
赤木氏は「すでに日本はゲームの中心でもないし、ゲームの最大市場国でもない」「あつ森の
旧正月に怒るようなユーザーは、日本のゲーム業界の足かせになっていく」などと指摘した。

記事は「実際、日本は世界のゲーム市場で米国に1位の座を明け渡して久しい」とし、
「韓国コンテンツ振興院によると、2017年に世界市場シェア1位(19.6%)だった日本は、
翌年には米国や中国に押され3位に下落。19年もシェア11.8%と、米国(20.1%)と
中国(18.7%)に次いで3位にとどまっている。さ

さらに、日本で売上上位のゲーム(1〜100位)のうち25%は中国が発売しゲームだ」と説明している。
これを受け、韓国のネット上では「日本はガラパゴス方式だから、新しいものを恐れる」
「かつてMade in Japanで世界制覇したけど、華やかだった過去に安住して時代の流れに
乗り遅れたのが現実」と厳しい指摘も。
https://www.recordchina.co.jp/b872417-s25-c30-d0194.html