EVOにかんしていうと、もともとストや鉄拳の大会をアメリカでやるためのものだったが、後に日本人選手も多数参加し歴史的に一番古い「世界大会」となり、
かつウメハラの「背水の逆転劇」がひとつの伝説として語られ、ネットミーム的に拡散した(いる)というのもあり、現在の格ゲー大会の首魁的なブランド価値がある

だからこそ今回創設者のペド疑惑が発覚してもなおソニーが金だしてブランドを買うことにもなったわけだが、
スマブラはゼロ年代中盤以降北米でDXのコミュニティが大きくなったことを反映して途中参加したカタチなので、基本外様だな

鉄拳みたいな3Dゲーとスト・KOFみたいなトラディショナルな2Dゲーの間にも「壁」みたいなものはあるが、
基本的に「格ゲー」という枠組みで括られているのに対し、スマッシュはユーザー層もコミュニティも「格ゲー」とは完全に分離していて、この両者は互いに交渉がほとんどない
これはアメリカでも日本でも同じで、格ゲーマーはスマッシュを格ゲーだと思っていないし、一緒にされたくないという空気がある(だから英語圏でも「smash is not a fighting game」みたいな煽りがある)

とはいえそういう外様的な立ち位置でも全盛期のDXの人気はマブカプ3と並ぶほどだったし、参加人数だけでいえばスト4が上でも視聴者数でもスマッシュが上回る、みたいなことも起きていた
それはspecialになってむしろ拡大していて、だからEVOとしてもスマブラの人気とかコミュニティの大きさは無視できないだろう
むしろ日本に限って言えばエミュレーターで練習するしかなかったDXとは違ってspecial移行はスイッチの爆発的普及もあり、完全スマブラがストを食ってしまった感すらある