マイクロソフトとグーグルの「口撃」激化、互いの商慣行巡り

米マイクロソフト(MS)と米グーグルが互いの商慣行を非難し、
激しく「口撃」し合っていると、米CNBCや米ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。

MS「グーグルは報道機関の利益を吸い上げている」
マイクロソフトのブラッド・スミス社長は、
米下院司法委員会の反トラスト法・商法・行政法小委員会が2021年3月12日に開いた公聴会での証言で、
「グーグルは報道機関を自社サービスに依存させる一方、
報道機関のニュース記事を使って利用者をつなぎとめ、利益を上げている」と批判した。


グーグル「MSは20年前と同じ手法で競合を攻撃」

グーグルは反論している。
同社の国際問題担当ケント・ウォーカー上級副社長は声明で
「グーグルとマイクロソフトはクラウドサービスや生産性アプリ、ビデオ会議、電子メールなどの分野で競合している」
としたうえで、「競争が激化する中、残念ながらマイクロソフトは20年前と同じ手法で競合を攻撃している。
マイクロソフトの主張は利己的で、オープンな規格のウェブを破壊しようとしている。
当社と報道機関の関係に関する同社の主張は明らかに間違っている」と批判した。

https://news.yahoo.co.jp/byline/kokuboshigenobu/20210416-00233086/