小学生の頃、一晩一人で留守番するという滅茶苦茶な状態に直面したことがあった。片親だったんだけど、母は当時まだ若く、多分男と一緒に温泉にでも行ってたんだろう。
その夜のことは、今でもよく覚えている。スーパーファミコンの『新SD戦国伝 大将軍列伝』を眠くなるまでひたすらプレイできたのだから。あれは最高な夜だった。
中学に入ってからはプレイステーションの『ファイナルファンタジー8』や『ゼノギアス』、『サガ フロンティア』と『ギレンの野望』のPS移植版に没頭した。あまりに時間を忘れて熱中するので、かつては我が子を一晩放置していた母親にすら怒られる始末だったが、過去の放置っぷりを覚えているのでさっぱり相手にしなかった。
本当に、24時間ぶっ続けで遊べたし、結果的に睡眠不足で頭にハゲがいくつも出来て恥ずかしい思いをした(笑) しかし、今もゲームを楽しんで入るんだけど、往時の熱量で遊ぶことはなくなった。もう、遊んだ傍からやめたくなる。(文:松本ミゾレ)

「何故か分からないけど途中で面倒くさくなっちゃう。若い頃はずっとやってたのにな」

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