『サイバーパンク2077』の盗まれたデータがリークし始めたようだ。バグを再構成した動画や初期の三人称視点のゲームのテイクなどを含む動画がオンライン上に現れている。

今年2月、CD PROJEKT REDはサイバー攻撃の標的となっており、ハッカーは盗んだ内部の書類やソースコードを持っていると主張していた。ダークウェブのオークション後、データを所有するのは購入者1人だと考えられていた。しかし今、リークの内容がオンライン上に現れ始めている。

このResetEraのスレッドからは、リークした内容はあちこちにあるかもしれないことがわかる。フォーラムに投稿された怪しいテキストファイルには、ユーザーが募金するとCD PROJEKT REDのソースコードアーカイヴのパスワードを入手することができると書かれている。

そして現在、VG247が報じたところによると、リリース前の『サイバーパンク2077』のバグを再構成して作った動画がインターネット上で見つかっているという。The VergeのTom WarrenはCD PROJEKT REDのプロデューサー、Slava Lukyanenkaのすでに削除されたツイートをスクリーンショットしている。そこで彼はこの動画は本物であると認めており、「開発の数年間に、QAとデベロッパーたちによって集められた」ものだと言っている。

IGNが見たモンタージュにはライセンスのある音楽がついており、数多くの興味深いバグを見せて、高額な予算で作られたトレーラーをパロディ化しているように見える。Vはホットドッグのオートバイに乗り、猫や車イスが画面を横切っていく。ジャッキーが金網のフェンスに溶け込むグリッチや、景色の中の建物のグリッチも含まれている。巨大なニワトリのギャングが登場するところさえあるのだ。動画は、浮かんでいるキャラクターや車の幻影、奇妙な表情の顔でいっぱいだ。

リークした動画はバグだけではない。4Chanに投稿され、 ResetEraユーザーの_Anastielが指摘しているように、三人称視点で作られたものと思われる動画も出現している。おそらく開発のかなり初期のもので、CD PROJEKT REDが一人称視点に決定する前のものだろう。

ResetEraの映像は現在は削除されているが、さまざまなサイトに登場し始めている。主人公のVがアパートを歩きまわり、NPCに話しかけるところが肩越しのショットで映し出されている。デモのビジュアルとオーディオの多くは明らかに開発途中の仮のものだが、会話に反応するシステムが十字キーやたくさんのインタラクティブアイテム(ビール瓶、RPGのガイド本、「朝食マシン」など)と関連づけられていることがわかる。それらは単にポケットに入れるのではなく、持ち上げる、調べる、つかむなどのさまざまな方法で使われる。

多くの動画は投稿後、すぐに削除されているということが、これらが内部のファイルからの本物のリークだという信ぴょう性を高めている。IGNでは、今回のリークについてCD PROJEKT REDにコメントを求めているところだ。

https://jp.ign.com/cyberpunk-2077/52342/news/2077