https://www.gamespark.jp/article/2021/10/13/112660.html

これは、ゲーム内スクリプトシステムやプログラム機能そのものを拡張する「SKSE」製作者のうちの一人がベセスダへも問い合わせた上で、海外掲示板Redditにて明らかにしたもの。
同チームは『スカイリム』に限らず、ベセスダのCreationエンジンを利用したRPG、『Oblivion』や『Fallout 3』など多くのタイトルで、同様の基幹となるようなModの開発を長年行っています。

『スカイリムAE』は本来『Special Edition』に「釣り」「サバイバルモード」「新クエスト」およびCreation Clubのユニークなコンテンツ群を追加しただけのものでありますが、
氏が明らかにしたところによれば、同作においては少なくとも『Special Edition』用のプログラムそのものに変更を加える種類のMod(SKSEおよびSKSEプラグイン)はおそらく全て利用不可となる、とのことです。

今までの通常の『Special Edition』のアップグレードに対して、Creation Clubのコンテンツ追加に合わせた
頻繁な更新が必要となっていた同様のModでは「Address Library」として、その手間を不要とするような仕組みが既に完成し広く使われていました。

氏は今回の『スカイリムAE』にはこの「Address Library」すらも意味を成さない状況になるとしており、その理由をゲームのコンパイラの変化にあるとしています。
これはWindowsストアでの実績対応のためにコンパイラの最新版への更新が必要になることが原因だろうとのこと。コ
ンパイラが変わった結果として、生成されるコードも完全に変わってしまうため、すべてのSKSEおよびSKSEプラグインは「Address Library」の利用有無に関わらず大幅な更新を余儀なくされてしまうと報告しています。
また、全てのMod作者がアクティブに活動していない以上、それに伴い多数のModが長期間利用不能になる可能性があるとのことです。