改めて説明するまでもないがPS5、XSX、ゲーミングPC用周辺機器の購入を
考えている者は現在、それらを入手するのが如何に困難であるかをよく理解していることだろう。
NvidiaやAMDも最近欧州で自社商品を値上げしたように、この問題はまだ当面終わりそうもない。
市場が再びかつてのような状態を取り戻すのはいつになるのか誰にも分からないが
少なくともインテルはまだしばらくの間、消費者が商品を探し回る日々が続くと確信しているようだ。

これは同社のCEOを務めているパット・ゲルシンガー氏が明かしたもので
彼はあらゆる意味で2023年までに状況が改善する気配はないと断言。
コロナの世界的な大流行が続く中で、製品の需要が増しているのでは解決策はないとみなしているらしい。
過酷な現実がまだ続くことを示すかのようにオミクロン株が多数の国で影響を及ぼしており
これが人々の生活はますます隔離させ、生活用品の市場供給にますます暗い影を落とすと判断していた。

ゲルシンガーは過去にも似たような発言をしていたため、こういった意見自体に目新しさはない。
ただ新たな変異株の誕生やコロナ感染者の増加はおそらく技術的問題を恒久化させる可能性があると述べたのはこれが初めてである。
また今後どういった形に収まるにせよ問題は再来年まで続くと見込んでいるようだ。
この予測が的中するならば、新たなGPUや新型ゲーム機を求める者はまだまだ購入は難しくなるのだろう。
無論、消費者だけでなく技術製品を販売している企業にとってもこれは良いニュースではない。

ちなみにインテルは現在「Arc」という次世代GPUの開発を進めている。
この商品は来年第2四半期の発売を目処に計画されているようだがゲルシンガーの言葉を聞くと
はたして十分な量が市場に供給されるのかは不透明感が強いように思えてしまう。
とりわけ来年の夏頃までにさらなる変異株が出現してしまうと、その可能性はより強まるはずだ。

今年の初めもそうだった。
多くの開発者、多くのソフトがコロナの影響により相次いで発売延期を発表していた。
さらにオミクロンの影響から今また再び隔離生活が求められるようになり、新たな規制方針を打ち出す政府も現れ始めている。
その結果、今ではインテルのような巨大企業でさえ22年内に安定した供給を構築するのは難しいと言わざるを得なくなっているのだ。
どうも状況は来年も改善されそうにないらしい。
https://gamerant.com/intel-says-chip-shortages-2023-omicron-variant/