Nintendo Switch Pro(仮)、NVIDIA OrinのカスタムSoCを搭載の噂

Nintendo Switchの後継モデル、通称Nintendo Switch Pro(仮)は近日中に発表が予想されながらも一向に姿を現しませんが、搭載SoCについての噂が伝えられています。

NVIDIA関連では非常に信頼性が高いリーカー(注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)kopite7kimi氏は、型番が「T234」であるNVIDIA Tegra Orinチップのダイショット(プロセッサの写真)を投稿しつつ、「任天堂はカスタマイズされたT239を採用する」とつぶやきました。


NVIDIA Tegra Orinチップは現行スイッチに搭載されたTegra X1よりもかなり強力なプロセッサです。もともとOrinは2019年末に自動車のAIアクセラレーション向けSoCとして発表され、メルセデスベンツやボルボの車両にも搭載が予定されているもの。Ampereアーキテクチャー(GeForce RTX 30シリーズ等と同じ)を採用し、2048基のCUDAコアを搭載したGPUと、12基のARM Cortex-A78AEコアを搭載したCPUを備えています。

これだけの性能であれば4K表示も楽々とこなせるはずですが、スイッチProは現行モデルと同じく電源に繋がない携帯モードも予想されるため、車載仕様のまま積むのは無理とも思われます。そのためカスタマイズ版とされるのはあり得る話であり、スペックも控えめになるのかもしれません。

すでにスイッチProに関する情報は出そろっており、先週も搭載GPUは携帯モードでは768MHz、ドック接続時にはほぼ1GHzで動作し、それぞれ720P(1280×700)および1440p(2560×1440/いわゆる2K)表示に最適化されるとの噂も流れていました。さらに「動作は軽くて高画質」のNVIDIA DLSSもサポートされるものの、発売直後には利用できないかもしれないと付け加えられています。

https://japanese.engadget.com/nintendo-switch-pro-orin-custom-023034944.html

任天堂「Switch」次期モデル、NVIDIAの新チップ搭載で4K出力に対応か

 この報道によると、新型Switchは、NVIDIAのディープラーニングスーパーサンプリング(DLSS)技術を使って「より高精細なグラフィックスをより効率的に提供する」ものとなり、接続したテレビへの4K出力が可能になるという。

 Bloombergは複数のゲーム開発会社関係者の話として、DLSSに対応するにはゲームに新しいコードが必要になるため、主に新作ゲームがDLSS対応になる可能性が高いと報じている。

https://japan.cnet.com/article/35168260/