0001名無しさん必死だな
2022/01/04(火) 23:54:55.66ID:4vLoSpXV0――ゲームIPの強みはどのようなところでしょうか。
タイトルの中でいろんな展開ができることだ。例えば初代の「ファイナルファンタジー」は王道の中世的なイメージで捉えられているが、直近に発売した「ファイナルファンタジー15」はゲーム内で車がバンバン走っている。このように、(同じIPでも)それぞれの作品で異なる世界観を持ち、時代に合わせて柔軟に変化できることが強みだ。
ゲームIPは(世界観やテクノロジーの面で)アップデートされつつ、過去の作品が資産として積み上がるエコシステムができている。「ファイナルファンタジー」といえば初代という人もいれば、「ファイナルファンタジー15」の人もいて、世代によってIPとの関わり方がまったく異なる。歴史を知っている人からすれば古いものも、初めて触れた方にとっては新しい。
ゲーム各社はそれぞれ方法こそ違えど、IPをきちんと育てるノウハウがある。逆に言えば、それができた会社が残っている。当社においては(早いサイクルで自社IPゲームを配信するなど)、積極的にIPを活用していき、その鮮度を落とさないようにしている。
IPは使えば使うほど「摩耗していく」という考え方もあると思うが、われわれはそう思っていない。むしろ鮮度を保つためにIPを使い、時代に合わせて変化させていくほうが、IPがより強くなるのではないか。ゲームシリーズが続いているのはこのような側面があり、お客さんも求めている。
今後は「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」並みのIPを狙っている。狙って作れるものではないと同時に、狙わないと作れないとも思ってる。ただ、会社として「こういう逆算をして作りなさい」と強いることはない。大事なのは、いかにクリエーターの思いとお客さんの満足度が結び付くか。経営の仕事はクリエーターの個性を最大限まで発揮してもらうことだ。
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