先日、格闘ゲーム界のレジェンド・ウメハラ氏が、自身の配信でリスナーの年齢層を調査するアンケートを実施。格ゲー界隈の少子高齢化が如実に表れる結果が示され、SNSなどでも話題になっていた。

◇30代〜40代の視聴者層がほとんど?

今回注目を集めたのは、ライブストリーミングプラットフォーム『Mildom』で行われたウメハラ氏の配信。この中で視聴者から、「ウメハラさん、もしよろしければ視聴者の方々の年齢層をアンケートを取って調べていただけませんか?」といった質問が届いた。

そんな視聴者からの要望を受けて、ウメハラ氏は配信の中でアンケートを実施。その結果断トツで1番多かったのが30代で、その次に多いのが40代、3番目に20代と続き、際立って少ないのが10代の視聴者であると示されていた。

想像以上にリスナーの高齢化が進んでいることに驚いたのか、ウメハラ氏の口からも「年齢層たけぇなぁ」「うわー20代より40代の方が多いんだ!」といった感想が。ちなみに以前もウメハラ氏は同様のアンケートを行ったのだが、30代が1番多かったことは変わらないものの、その時は40代よりも20代の方が多かったという。

◇格ゲーが若者を呼び込めない理由とは?

あくまで“ウメハラ氏の配信に集まったリスナーの年齢層”なので、このアンケートを持って「格闘ゲーム界隈が高齢化している」と断ずるのは早計かもしれない。ただ、格ゲー界隈の高齢化については以前から指摘されていたことでもある。

そのため、アンケートの結果に対して《やっぱ格ゲーって新規居ないんだな》《結構リアルな数字だなこれ》《格ゲーのプレイヤー年齢分布とほぼ一致するんじゃね?》《むしろ想像より若い》と納得する人も多いようだった。

しかしなぜ格闘ゲームというジャンルに限って、高齢化が進んでいるのか。ネット上では、《若者はゲームをするのもめんどくさい》《まずは対戦を前面に押し出すのをやめろ》《なろう小説が流行る時代なんだから、ストイックな勝負の世界に身を置きたいと思う奴はいない》《1対1ってのがしんどいんだよな》といった理由がよく挙げられている。

とはいえ、広義の格闘ゲームに含まれる『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』は、若者から根強い人気がある。競技シーンでも20歳前後の若い選手が活躍しているため、一概に「最近の若者は格ゲーが嫌い」とは言えないだろう。

その代わり『ストリートファイターV』のような、『ストII』時代の格闘ゲームと大同小異なゲームは淘汰されていくのかもしれない。今後、若者受けするヒット作が出ることを祈るばかりだ。

https://myjitsu.jp/enta/wp-content/uploads/2022/02/220217005.jpg
https://myjitsu.jp/enta/archives/100810