活気づくPC市場、SIEも見逃せないほどに
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
「PS5」普及を阻む4つの壁 コロナ、転売だけでない「悪循環の連鎖」
https://magmix.jp/post/94567 また近年は、ソフトメーカーのマルチ展開に、SteamなどのPC向けプラットフォームが加わる傾向が強まっています。以前は、国内のソフトメーカーによるPC展開は控えめでしたが、ここ数年は発売日に同時リリースするケースもよく見られ、注力するメーカーが増えました。
例えば、スクウェア・エニックスが放つオープンワールドアクションRPG『FORSPOKEN』も、PS5版とPC版の展開を予定。母数を確保する道のひとつとして、PCという選択肢が重要なものになりつつあります。
国内におけるPCユーザーの数は、家庭用ゲーム機のユーザーと比べると決して多くはありません。ですが、近年はPCユーザーによるゲーム実況の影響を受けた方や、供給不足が続くPS5の入手を諦めた人などが、PCへと移行する流れが増加しつつあります。また、最近活気づいているゲーミングPCの普及も、こうした動きを後押しします。 そもそも海外ではPCユーザーが相当数いるため、Steamなどに展開することで、海外PCユーザーを母数に加えるチャンスが生まれる点も見逃せません。こうした狙いからソフトメーカーがSteamをマルチ展開のひとつに加えると、その分だけPS5が得られたかもしれない販売数が相対的に減り、これもまた普及を阻む壁になり得ます。
しかし、PC向けゲーム市場をSIEは敵視してはおらず、むしろ積極的に活用する姿勢も見せています。5月26日に行った事業説明会のなかで、2025年には自社タイトルの約半数をPCとモバイル向けに展開するとSIEが発表。残りの半数はPS5向けにリリースする模様です。
SIEのこうした動きは、PC市場への前向きな参入なのか、無視できなくなり重い腰を上げた結果なのか。PS5の普及という点に絞って見た場合、プラスの要素になるかは難しいでしょう。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています