ルパンは俺にとって一生ものの仕事であった。命をかけてきた。
我儘を言えば 90 歳までやっていたかったが残念。
何とかかじりついていたかったが 無理だった。
歳をとればそれなりの深みが出てくるはずだ。ただ映像とのギャップがあるか。
話は違うが以前、明夫ちゃんに聞かれたことがある。
「なぜ親父は五ェ門を辞めたんでしょう?」と。
親父とは大塚周夫先輩である。答えに窮したことがある。
さぞ先輩も 無念だったにちがいない。
一部の方々から言われる事があるのは、次元は歳をとった 聞きづらい。
当たり前だ わたしゃ 齢88歳であるぞ。俺なりに努力した結果だ。
これからはそう言われることを気にしないですむ。ほっとしている。
あとは明夫ちゃんに委ねます。
頑張ってちょうだい。
ただ、次元はそんじょそこらの悪党とは違うぞ。
江戸のイキというもんだ。変な話だが、次元は江戸っ子だ。
明夫ちゃん、これは難しいぞ。
雰囲気はJAZZにも似ているんだ。
最後に
これまで応援してくれた人たちにお礼を申し上げる。ありがとうございました。
ルパン。俺はそろそろずらかるぜ。
あばよ。