株式会社ゲームフリークはゲームソフトの企画、開発、販売を行っており、『ポケットモンスター』シリーズを開発している会社である。

 上記すべて3Dのゲームとなっているため、キャラクターとなるポケモンの「3Dモデル」が存在する。

 同社におけるポケモンモデル制作の体制は下記のとおり。
 本セッションでは、R&D(研究開発部)の部分を中心に解説された。R&Dにはアニメーション関係のエンジニアが集約されているという。

 『ソード・シールド』までの仕様・環境は、タイトルごとに分かれていたとのこと。

   タイトルごとに「どのような要素が必要なのか」、「どのような表現をするのだろうか」という点をもとに仕様や環境を決め、それぞれ開発されている。

 しかしながら『赤・緑』から『ソード・シールド』まで、ポケモンモデルの総数は1000種類を超えている。タイトルごとに仕様から練り直して揃えていくのはそろそろ厳しい。それが2018年くらいのことだったという。

 1タイトルでも厳しいという状況の中で、ルックの異なる2つのタイトル『アルセウス』と『スカーレット・バイオレット』が2022年に発売されることとなり、いよいよ課題解決が急務となった。

 そこで、ポケモンモデル制作体制の環境・フローの見直しが行われることとなった。
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