最新の家庭用ゲーム機として、2020年11月に登場した「PlayStation 5」(以下、PS5)。その人気は予想以上の高まりを見せており、今もまだ入手難の状況が続き、多くの店舗で抽選販売を継続する事態となっています。

 前世代機のゲーム機と比べ、描画や処理能力、ローディングなどあらゆる面で進化を遂げ、そのマシンパワーを駆使したゲーム体験への関心を集めることにも成功しました。

 しかし皮肉にも、その関心の高さがPS5の需要に拍車をかけ、入手しにくい状況を招きます。無論、需要に見合う供給が間に合っていないことや、半導体などの部品不足による生産性の低下、さらには転売の介入などが折り重なった結果、欲しくても買えない事態が発生しました。

 こうした状況が2年近く続いた今、このPS5に対して消費者はどのように向き合っているのか。また、関心を寄せる人とすでに購入したユーザーの割合はどの程度なのか。そうした実態に迫るアンケート結果を、今回お届けします。(回答者数:1999人)

●第5位「Proなどの上位版が出るまで待つ」(135人)

●第4位「まだ欲しいとは思えない」(346人)

●第3位「PS5が今すぐにでも欲しい!」(380人)

●第2位「すでにPS5を所持している」(489人)

●第1位「いつでも買えるようになったら考える」(649人)

 今回のアンケート全体を通して見ると、現状が変化すれば購入を希望する方が多い傾向にあります。しかし、その気持ちがいつまで続くかが分かりません。これ以上機会を損失する前に、希望者が気軽に買える状況を作れるかどうか。それが、PS5成功のカギになることでしょう。

【回答者コメント】
・定価で買うからコスパが良いのに、転売屋価格で購入してまで欲しいとは思わない。
・ある程度普及してソフトラインナップが充実して、PS5でしか遊べない面白そうなソフトが増えてから考える。まだ本体価格が高すぎると感じる。
・抽選情報などキャッチできない。お店で買えるなら今すぐにでも買いますが、毎日のように抽選情報などアンテナを張ったり探したりするほど暇ではない。生産者はきちんと需要に見合う供給を確保してほしい。
・昔は高くても買えた。実物が置いてあって眺めて子供でも大人でも買うために何かしら頑張ったんだけど、地方では実物、箱すら見たことが無いからしっかりとした欲が生まれない、現実味が湧かない。

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