なぜ「ゲーマー」は人種差別や性差別的な行動をとる傾向があるのか研究結果が出た
https://www.vice.com/ja/article/epzq8z/gamer-identity-study-extremism

新しい研究によると、自らを「ゲーマー」であると強く自認するひとは、人種差別、性差別、またどんな犠牲を払ってでも自らが属するコミュニティを守るなどといった「過激な行動」により走りやすいそうだ。

有害性や先鋭化は、ビデオゲームコミュニティの一部を悩ませる問題として以前より知られていたが、そのメカニズムは充分に解明されていなかった。新しい研究では、「ゲーマー」というアイデンティティがその人の生活にいかに強力に染み込んでいるかを知ることが、その理解の鍵になると示唆されている。

「ゲーマーとしてのアイデンティティが自分という人間の中核となっている場合、それは我々が〈有害なゲーマーカルチャー〉と呼ぶものを映しているようであり、受け入れることよりも排除すること、すなわち人種差別や性差別、ミソジニーなどを示す傾向にあります」。VICE Newsの取材にこう答えたのは、ゲーム業界にメンタルヘルスの情報を提供している非営利団体Take Thisの研究部長で同論文の著者のひとり、レイチェル・コワート(Rachel Kowert)博士だ。「それらはすべてゲーム空間のなかに存在することがわかっていますが、そのコミュニティの一部であると非常に強く認識しているひとたちにより内面化されているようです」