『Atomic Heart』は王道FPSアドベンチャーのいいとこ取り!メディア向け試遊でシビアな戦闘&世界を堪能してきた
https://www.gamespark.jp/article/2023/01/17/126196.html

前説が終わって戦闘可能なパートが始まると、まずは近接武器メインで立ち回っていくことになります。銃もすぐに手に入りましたが銃弾不足になりやすく、様々なアプローチで戦闘に挑め!という意図のあるバランス調整を感じられました。特に近接戦では、シフトキーで発動できる回避ステップが重要。相手の攻撃をうまく捌けないと、なんでもない雑魚との戦闘ですら普通に死にまくります。通常難易度でも、かなりシビアな戦闘バランスです。

また、相手が強い攻撃を発動する際には赤色の前兆アラートがあり、そのときにうまくステップを使うことがキモです。雑魚アンドロイドの強化個体とタイマンで戦うシーンでは、何回も死にながらこのゲームの基本的な立ち回りを覚えられました。近接装備では右クリック長押しで「溜め攻撃」を出せるのですが、「溜めとステップの併用」が可能なところは先に覚えておいてもいいかもしれません。

オープンワールドパートではそこそこの広さを体感でき、探索要素に加え自動車を運転できるなどのギミックもありました(短距離ではありましたが)。

中略

広い世界で漫然とプレイしていると、雑魚敵と無計画に戦闘してしまいがちなのですが、やはり増援を呼ばれないようにせねばなりません。枯渇しやすい銃弾はもちろん、回復手段が限られている体力面にも余裕がないので、ゲームに慣れるまでランボープレイは避けたほうがいいでしょう。

本作の最大の特徴はやはり世界観とそれにまつわる美術なので、トレイラーやスクリーンショットで気になったプレイヤーは“買い”だと思います。世界観設定をゲーム内で閲覧できるジャーナル的な機能もあったので、ストーリー読解も捗りそうです。ただ、繰り返しになりますが、結構難しくてシビアなバランスのゲームでもあるので、挑戦するには覚悟が必要ですよ……!