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[東京 3日 ロイター] - 3日の東京株式市場でソニーグループ株が大幅高となっている。株価は一時5.3%高に上昇した。
同社は2日、2023年3月期通期の営業利益予想(国際会計基準)を200億円積み増し、前年比1.9%減の1兆1800億円
に上方修正しており、手掛かりになった。

映画や半導体の売上高は下振れるが、好調なゲーム事業が利益を押し上げる。年間配当は75円と10円の増配を予定する。

東洋証券の安田秀樹シニアアナリストは「上方修正が素直に評価されたようだ。ただ、修正要因は為替影響がほとんど。
ゲームは新発売したソフトの販売の勢いが強くなく、サブスクサービスの会員数もさほど増えていない。来期の事業環境は
厳しいとの説明もあり、株価がここから大きく上がるとはみていない」と指摘する。

会社予想は、IBESがまとめたアナリスト24人の営業利益予想1兆1957億円を下回ったが、半導体は稼働率を上げて
稼働益を出しているとして「売り込まれるほど悪くもない」(安田氏)という。