ゲハ的なネタとかではなくガチ分析です。
計算していると見事に「撤退したほうが儲かる」という衝撃の事実に気づいて自分でも驚いた。

こちらがPS4/PS5の【ファースト=自社製】ゲームの売上本数
2022年Q3 2080万本

こちらがPS4/PS5の【サード=他社製】ゲームの売上本数
2022年Q3 6570万本

【他社製】と【自社製】の売上本数は実は3倍程度の差しかない。
【他社製】のゲームが売れてもソニーのロイヤリティ取り分は30%なので、実質的に6570万本*0.3=【1971万本分】の売上となる。
【自社製2080万本】+【他社製1971万本分】=【合計4051万本分】がゲームハード事業を続けた場合の売上。

では、ゲームハード事業から撤退したらどうなるか。
もちろん【他社製】の売上はゼロになる。しかしプラットフォームに縛られなくなるため【自社製】ゲームの売上本数は上昇する。
おおよそPS5は0.3億台、Xboxシリーズは0.2億台、Switchは1億台出荷されている。家庭用ゲーム全体のマーケットが1.5億台ということ。
0.3億台からマーケットが1.5億台に広がるので、単純計算で【自社製】の売上本数を5倍してみると2080万本*6=【10400万本】
ここからロイヤリティ取り分をマイナスすると10400万本*0.7=【7280万本分】の売上となる。

メリットはこれだけではない。
ハードの研究開発コスト、搭載OSの研究開発コスト、製造コスト、流通コスト、サーバー管理費、ストアのメンテナンス費、ハードの広告費などがすべていらなくなる。
またMicrosoftや任天堂が対立する存在ではなくなり、逆にMicrosoftサイドや任天堂サイドがお金を払ってソニーのゲームをプロモーションしてくれるようになる。
売上が飛躍的にアップするだけでなく、コストも格段に削減することによって利益は跳ね上がる。

不明点があれば質問は歓迎します。ちゃんとレス返します。