ドラクエのホロライブすり寄りに猛反発…それでも“VTuber依存”が止められない理由
https://myjitsu.jp/enta/archives/119879
波紋を呼んだのは、5月26日に集英社から発売された攻略本『ドラゴンクエストX 眠れる勇者と導きの盟友 オフライン アストルティアナビゲーター2』だ。
同書は、『ドラゴンクエストX オフライン』の大型拡張ダウンロードコンテンツ『眠れる勇者と導きの盟友』を特集した1冊。
新たな仲間・アンルシアや新たな大陸・レンダーシアなどの情報を網羅的に掲載している。
しかしそのなかに、「ドラクエ」ファンで知られる「ホロライブ」のVTuber・博衣こよりと白銀ノエルによる対談企画が掲載されていた。
この内容について、「ドラゴンクエストX オフライン」のプロデューサー・白石琢磨氏がツイッター上で
《攻略情報だけでなく博衣こよりさんと白銀ノエルさんのスペシャルトークも読み応えありますよ~》と宣伝している。
するとVTuberを拒絶するゲーマーたちの猛反発を受けてしまい、
《他社(集英社さん)の出版物の台割にまで指示できるほど絶大な権利を持っていると過大評価してもらって恐縮ですが、白石にそんな権利も無く……》と弁解するハメになった。
「実際に攻略本を制作したのは集英社のVジャンプ編集部であり、ゲーム制作者が叩かれるのは“とばっちり”だという意見もあるようです。
とはいえ、攻略本を作る前に双方が企画の打ち合わせを行っているはずなので、無関係を装うのも無理がある気がしますが…。
また、一部のファンたちが反発する理由としては、近年の『ドラクエ』シリーズと『ホロライブ』が何かとコラボしていることも理由ではないでしょうか」(ゲームライター)
たとえば昨年12月に発売された『ドラゴンクエスト トレジャーズ 蒼き瞳と大空の羅針盤』では、兎田ぺこらをモチーフにした「ペコット」というモンスターが賛否を呼んだ。
プロデューサーの藤本則義氏いわく、兎田ぺこらが精力的に「ドラクエ」シリーズの配信を行ってきたことや、「ドラクエ」35周年を祝ったことへの“感謝の気持ち”として制作されたとのこと。
プレゼントコードが必要なスペシャルモンスターという扱いではあったものの、「ドラクエ」の世界観にVTuberが参入することに反発するユーザーも少なくなかった。
昨年11月には、戌神ころねの生誕を祝う記念配信にて、『ドラクエ』生みの親・堀井雄二氏がサプライズで登場。
マドハンドの手袋を付けながら、戌神ころねの定番となっている『ゆびゆび~』という挨拶を繰り出し、大きな話題を呼んだ。
「『ドラクエ』シリーズはファンが高齢化しつつあるため、若年層を取り込もうとするアプローチに余念がありません。『ホロライブ』とのコラボだけでなく、さまざまなネットインフルエンサーを起用してきました」(同)
昨年には「ドラゴンクエスト トレジャーズ 蒼き瞳と大空の羅針盤」の宣伝企画にて、「ホロライブ」宝鐘マリンをはじめとしたインフルエンサーとコラボを実施。
話題性は十分だったものの、その人選については疑問の声も多い。
「企画に参加していたゲーム実況者の加藤純一は、過去の差別発言が原因でイベントの出演が見合わせになったことがあるほか、今年4月にも『Apex Legends』の大会出場が中止になる騒ぎが起きていました。
また、漫画家のやしろあずきも不倫や違法賭博の疑惑によって大炎上したばかり。ネットインフルエンサーは知名度と比例して、炎上のリスクが高くなる傾向にあります」(同)