大塚角満のゲームを読む!! 第204回 【新しい「モンハン」】

    この目で見た! 新しい夜明けを!
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この日が来るのを、ずっと待っ ていた気がする。「いつから?」と
問われると、「……いつから」だっけな?」と曖昧模糊としているんだ
けど、間違いなく、ここ数年でも っとも見たかった映像を、たった いま僕は目の当たりにしたんだ。 ちょっと混乱していて単語がスラスラと出てこないんだけど……。
でも、1作目からずっとずっとこのシリーズと寄り添ってきた者と
して、いま見たこと、感じたこと をしっかりと記しておきたい。 そう、発表されたんだよ。
ハンターをつぎの世界に連れて 行ってくれるであろう、まったく
新しい『モンスターハンター』が! その報は、E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)に先立って行われた、ソニー・インタラクティブ・エンターテイ ンメント(SIE)の発表会においてもたらされた。この発表会、後世 においても語り継がれるのではないかと思うくらい迫力に満ちたもので、我々が見せられたのはプレイステーション4の新作タイトル "だけ"。本当に、そんだけ。ハードまわりの発表も、新規のサービスなんてものもいっさい触れられることはなく、1時間という短い時間の中でひたすら、新作の映像が流されたのである。……でも、
これがよかった。すばらしかった! 「プレイステーションとは"力"だ!」 と言わんばかりに自慢のコンテンツを世界中のゲームファンの眼前に叩きつけ、プレイステーション4ユーザーでいられることの幸 せ、優越感を刺激するという発表内容。奇をてらわない"ガチンコ"な姿勢に、陣営の強烈な自負と自信を見て取ることができた。 そんな、厳選された"超"がつく 優良コンテンツの中に、「モンスターハンター」の新作はあった。 「MONSTERH UNTER:WORLD (モンスターハンター:ワールド)」──。まったく新しい「モンハン」だ!