ソニーグループは4日、民間ハッカー集団が同社のシステムを攻撃したと主張していることについて、「日本にある1つのサーバーで外部からアクセスされた痕跡を確認した」と発表した。顧客や取引先に関する情報の流出はなかったという。

アクセスを確認したのは、ソニーG傘下でエレクトロニクス事業を手掛けるソニーが社内検証用に使うサーバー。顧客や取引先のデータは保存されていなかった。ソニーは引き続き調査しているが「他のシステムが影響を受けた事実は現時点ない。業務の継続にも大きな影響はない」と説明している。

ソニーGへの攻撃を主張しているのはランサムウエア(身代金要求型ウイルス)集団「Ransomed.vc」。9月下旬に同集団のサイト上で「我々は全てのソニーのシステムを侵害することに成功した」と述べていた。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC043RJ0U3A001C2000000/