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初代PS、PS One、PS2、PS3の本体やコントローラーのデザイナーとして知られる後藤禎祐さんは、PSブランドを象徴する△〇×□について、雑誌『ケトルVOL.51』でこのように語っています

「最初はABなどの表示で試作を進めていましたが、ソニーのデザイナーには他社と同じことはしたくないという精神があります。それでPSのボタンは誰でも覚えやすいアイコンにしたいと考え、△〇×□の組み合わせを思い付きました。まず、○と×はYESとNOで、色は赤と青。△は頭や視点を表すもので、色は信号機にならって緑。□は紙で、メニュー・文書を示すもの。色は全体のバランスからピンクにしました。

アルファベットではわからない人もいますが、これなら世界共通で、どんなときに何を押せばいいのか直感的にわかる。ただ、あまりにも従来とは違ったデザインだったので、社内を説得する必要がありました」

それから社内で何度も議論が行われた末、初代PSのデザインは後藤さんの提案した「グリップ付き」「△〇×□ボタン」でいくことが決定。その後、2本のアナログスティックと振動機能が付いた「デュアルショック」も発売され、今につながるPSコントローラーの基本形が完成しました。