最先端チップを「使わない」ことで品不足を避ける?

またスイッチ2搭載チップ(T239)は8nmプロセスで製造すると、未発表CPUやGPUに詳しいYouTubeチャンネル「Moore’s Law is Dead」ほか複数の情報源が伝えています。

この「○nm」とは半導体の回路線幅のことで、数字が小さくなればなるほど世代が新しく、消費電力が減り、性能が向上する傾向があります。初代PS5は7nmチップを搭載していたので、それより「最先端ではない」わけです。
そして「最先端でない」ことは、ゲーム機ビジネスではマイナスどころかプラスになり得ます。最先端チップの製造ラインはメーカー同士の争奪戦になりやすく、製造コストも高くなりがち。
その点8nmチップなら、製造不足に陥りにくく、スイッチ2も品薄になりにくくなるはず。実際、世代が古いTegra X1(当初は20nm)を積んだスイッチは、PS5やXbox Series X|Sのような品不足とはほぼ無縁でした。

任天堂が2025年3月と発売予定を遅めにしたのも、初期のスイッチのように品薄や転売を避けるためだと日経報道は示唆していました。これらの観測が当たっていれば、スイッチ2は転売屋の餌食とならず、欲しい人達がスムーズに入手できそうです。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/e6a3df332fb0fc870c631fb8894cba0446c10e78