三菱ふそう バス3車種をリコール 操作不能のおそれ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170214/k10010876001000.html

三菱ふそうトラック・バスは、製造したバス3車種で部品の腐食が進み、ハンドル操作ができなくなるおそれがあるとして、およそ9500台のリコールを国に届け出ました。この不具合で、これまでに13人がけがをしていて、国土交通省は所有するバス会社などに対応を求めています。
リコールの対象となったのは、三菱ふそうトラック・バスのエアロバス、エアロミディ、エアロクィーンのバス3車種、合わせておよそ9500台です。製造期間は車種によって異なりますが、平成5年9月から平成19年8月までです。

国土交通省によりますと、前輪を支える部品の塗装が不適切だったため内部で腐食が進み、最悪の場合、部品ごと外れてハンドル操作ができなくなるおそれがあることが、今月になってわかりました。

こうした不具合はこれまでに9件報告されていて、平成25年には、山梨県の中央自動車道で中央分離帯に衝突して5人がけがをするなど、これまでに3件の事故で合わせて13人がけがをしています。

三菱ふそうトラック・バスは、去年7月から5車種を対象に無料の点検を行っていて、今回リコールとなったバスのうち451台で腐食が進んでいることがわかり、国土交通省が運行停止を指示しています。

三菱ふそうトラック・バスは、全国の販売店で部品の交換などに応じることにしていて、国土交通省は所有するバス会社に対応を求めています。