地元のブックオフには岩波文庫の「西郷南洲遺訓」が必ず108円コーナーに複数常にある
それを買って中を見たら小冊子が二部はさんである
それは一部は岩波文庫版では省略されている序文と跋文、副島種臣による漢文
一部は「贈呈の趣旨」というもの
この本を作ったのは庄内藩士の人々なので
酒田市にある「荘内南洲会」の人が希望者に贈呈しているのだという
住所と名前、電話番号も明記されている
しかしこの本、漢文の書き下し文で漢字は旧漢字で現代語訳はついていないため
漢文が苦手な人は二行目で投げ出すと思う。
さらにややこしいことにこの本の成り立ちを知っていればなんとか理解はできるが、
知らない人が読んだら(この藪から棒に始まる説教みたいな文は何だ?「請問せしに」という動詞の主語は誰だ?「翁」ってのは誰だ???)と混乱するのは必至
贈呈されても読めない人が多かったようです