「源氏物語」の「若紫」の冒頭の「わらは病(やみ)」について巻末の注釈では
「この「わらは病」は「草ぶるい」と称するもので、俗にいう「おこり」即ちマラリヤではない」とある
「堤中納言物語」の「虫めづる姫君」には「わらは病(やみ)」の注釈で「おこり。」とある
「源氏物語」の源氏の君(十八歳の三月)においてはおこりではなく「草ぶるい」だということがなぜわかったのだろうか?