>>175
数学を理解することと学校の数学の問題を解くことは少し違うかなと感じます

数学の問題を解く難しさはどこにあるかを一言でいうならば、それは逆の秩序をたどる難しさだと言えるかもしれません
一つの数式が提示されたときに私たちの解く手が全く止まるのは、その数式はある理解可能な単純な形から発して、ある自然な秩序に従い変換してあるからです
なのでここで解答者がぶつかる困難は、この秩序の紐を逆にたどり直し、最初の理解可能な形を見いだすところにあります
しかし人間には秩序を逆にたどることはできません、人間には好む秩序の自然な流れがあります(演繹法というものです)
数学が苦手だという人も自然な秩序の流れをたどることはできるはずです
古い数学ではこのタイプのものばかりでした
数学ができる人も秩序をそのまま逆にたどルことはできません
ではどうするのかというと、デカルトが見いだしたことですが、問題が解けたと仮定するんです