読書について語り合いましょう part21
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前スレ
読書について語り合いましょう part20
https://krsw.5ch.net/test/read.cgi/mental/1572000409/ >>144
「生きがいについて」はまだ読んでいる途中ですが、全部のことを理解するにはさまざまな知識が必要に感じられる本のようです
神谷美恵子先生の教養の幅広さ、奥深さが相当なもので いろんな本でよく見るけどベアトリーチェって罪な女…… 読むのが遅いので積ん読は減らないが
欲しい本がなくなるわけではない 年を取ったせいかエログロな表現の出てくる小説は読めなくなった
しかし松本清張や藤沢周平みたいな話が暗くてエグい小説は読む
ラノベみたいな小説はオッサンには冗長で能天気すぎるように感じる
俺も年取ったなあ もともとライトノベルはあまり読んでなかったですが
エロやグロともあんまし縁がないです 若い頃は花村萬月みたいな暴力描写のきつい小説を読んでたよ
エロは昔から小説に求めてないかな
ハルキの唐突に始まる意味のないエロシーンとか必要なのかと思う
同じエロ描写でもストーリーと関係あるものは良いのだけど
ハルキのエロシーンはストーリーと無関係なのが多い 都市生活者の若者は日常的にエロいことをしている、という前提があってそれを当然のように描写しているのだと思う 「海辺のカフカ」で中日ドラゴンズの帽子被った兄ちゃんのエロシーンの必要性が未だに分からないんだよね もう20年近く前に単行本で読んだから、もしかしたら内容が違うかもしれない >>155
都会の若者の方が去勢されてるよ
彼女いなくても良いというオタク男は多い
娯楽が田舎と比べるとたくさんあるからね
田舎は娯楽が少ないから性的に成熟した未成年が多いと聞く >>159
や、そんなのはごく一握りで
ほとんどの若者は非モテでしたよw >>160
田舎の若いオタクはすることなさそうだなあ
でもネットの時代が来て田舎の若いオタクも救われてるのかもしれない
若いヤンキーは田舎と都会関係無く彼女とセックスしてるw 世の中には「ヤンキーでしかもオタク」という人種もいるからなんとも言えないw 強烈に心が動かされる本をよみたい人に
町田康「告白」を是非ともお薦めする
長編だからダルいと感じるところは流し読みでいい
実際の事件をモチーフにした本だから結末は解ってても
最後の数10ページは心臓がバクバクする 魂がゆさぶられる 村上春樹は妻はいるけど、若いころはあまり女性にモテなくて性体験が少なかったのでは?
自分より若い男性の登場人物を出していろいろな女性とセックスさせて、
自分自身に欠けていた性体験を描写して自分の欠落感を埋めているのかな。
実体験が少ないから、小説のなかでも自然な流れから展開しない唐突な性交になってしまう。
春樹は好きな作家なので、それでも読んでいますけど。 >>164
私には、「ノルウェイの森」に書いてあるように大学デビューしてからはお盛んだったように思えます
春樹本人のインタビューからそう思う そうなんですかね
当たり前のように性体験を重ねてきた人は
あまり公には言わない気がするのですが・・・ 冲方丁はイケメンだけど性描写自体が無いね
変人の天文学者とかストイックな水戸光圀とか
年寄りすぎるけど五木寛之なんて今も格好良いけど昔はもっとイケメンだったのにその手の性経験の話はしない
そもそも大学デビューは陰キャがするものなのだw モテてリア充気味でも性的には奥手な男も女もいますからね
一概には言えないけれど ポルノが違法である中国では、最初「ノルウェイの森」がポルノ小説の代用品として人気が爆発したらしい。 >>171
「チャタレイ夫人の恋人」みたいな話だw
畏れ多きことながら先代のやんごとなきお方も「チャタレイ夫人の恋人」をこっそり読まれたとか
ご学友が貸して検事だった父親にそれがバレて怒られたというオマケ付きの逸話w >>172
最初発禁だったんでしたっけw
たいしたエロさでもなかったような気がするけどw 露骨に性描写するのではなく、隠すことでセクシャルな想像力をかき立てる作家が巧いと思う。
宮本輝の『青が散る』の描写は今でも覚えている。
細部まで書かないという抑制が効いているのに、淫らな想像をかき立てる。 村上龍のオールドテロリスト読み直してる。
2週間くらい主人公と同じように、安定剤の量が3倍になり一日中天井を見つめてる、食事に異常に時間がかかる、自分の生年月日も言えないかもしれない、みたいな感じなので読んでて共感する 村上龍は、デビュー作から読まないといけませんかね
まだ一冊も読んでないのですが
たまたま縁がなくて >>176
村上龍はそういう情緒不安定な人間を描くのが上手いよ
有名ではないけど「ライン」「インザ・ミソスープ」とか >>177
自分はデビュー作は読んでないなあ
あらすじを見て読む気がしなかった
村上龍は引き出しが多い作家だから合う小説を読めばいいと思う 映画版の予告編を散々見せられた「69 sixty nine」からにしますか 「69 sixty nine」は笑えました。
村上龍の作品のなかでは異質だと思うけど、良かったです。 >>181
笑えるような本が基本的には好きだったことを思い出しました。 直木賞受賞作の「蜩ノ記」を読んだ
明るい内容では無いが力強く生きていこうと思える良作
作者の葉室麟さんの急逝が惜しい 今、本を読んでいて私がなぜつらいか、原因がわかりました
解決に向かうわけではありませんが 69懐かしいな、書店でバイトしてた頃新装版が出たのを覚えてる 村上龍は「愛と幻想のファシズム」「5分後の世界」もいいよ >>181を書いた者です。
村上龍で最も印象に残っているのは『コインロッカー・ベイビーズ』。
ゲラを読んだ村上春樹が興奮して龍に電話したという。
パワフルな狂乱とも言えるような展開は、春樹が書く作品では入っていけない領域だと思います。
この作品に村上龍の天才を感じました。
短編集では『トパーズ』。
文体からして精神が錯乱してしまっている。
淫靡で陰鬱な世界。
哀しみがあって、救いはないかな。
ふつうのリアリズム小説集で良かったのは『55歳からのハローライフ』。
村上龍も年をとって優しくなったと思いました。
デビュー作『限りなく透明に近いブルー』も良かったと思いますが、
かなり退廃的なので読む人を選ぶでしょうね。
初めて書いた小説なので文章表現も稚拙なところがあります。 >>187
「限りなく透明に近いブルー」は立ち読みしたけど退廃的すぎるんだよね
エログロも苦手だけど退廃的なのはもっと嫌だな 「神谷美恵子著作集1 生きがいについて」(みすず書房)を読み終え
キラキラ光るような光に包まれているかのような気分です。 芥川賞
第74回(1975年下半期) - 中上健次「岬」
第75回(1976年上半期) - 村上龍「限りなく透明に近いブルー」
第78回(1977年下半期) - 宮本輝「螢川」
こんな高レベルの新人作家が3年連続で出てくるなんて、すごい時代だったんだなと思います。 ちなみに
第81回(1979年上半期) - 候補のみ 村上春樹「風の歌を聴け」
第83回(1980年上半期) - 候補のみ 村上春樹「1973年のピンボール」 意外な気がするけど松本清張も芥川賞受賞者なのよね
社会派推理小説と文学の意外な関係 >>195
直木賞の候補になったのですが選考委員から「これは芥川賞だろう」の声が上がり、
急遽芥川賞の候補にまわされて受賞したそうです。 >>196
そうなのですか
「或る小倉日記伝」が短編だからだと思ってました >>198
選考委員だった丸谷才一、大江健三郎、吉行淳之介、遠藤周作は推したようですが、
当時四十代・五十代だった彼らと違い、
六十代・七十代・八十代だった中村光夫、井上靖、瀧井孝作が反対したようです。 後の世界的作家に芥川書を授賞しなかったことで、取りこぼしとし批判され続けています。
しかし村上春樹は後年になってから、
最初の二作は未熟だったと自認して長く外国語への翻訳も認めていませんでした。
村上春樹がまだブレイクしていないころ、
何かの雑誌の対談で村上龍が「春樹さんはミリオンセラーを書くべきだよ」と言っていたのを
あまりに簡単に言うので強烈に覚えています。
村上春樹が交流のある日本の作家は村上龍だけなので、
二度の芥川賞落選と村上龍の慧眼鋭い指摘が、
村上春樹の進むべき道を示したのではないかと思います。 「風の歌を聴け」については講談社の編集の人に「こんなちゃらちゃらした小説は文学じゃない」とこきおろされたと村上春樹本人がエッセイに書いてましたよね >>199
井上靖が反対したのを年のせいにするのは少し酷かなあ
井上靖は元毎日新聞の記者で社会派作家の山崎豊子(毎日新聞での直属の部下)、松本清張を評価してた人だから村上春樹の実力を見抜けなかったのも無理ないかと >>201
そんな酷いことを言う編集者がいたのですか。
まあ自分の正直な感想や批評が言えなければ、プロではないかもしれませんが。
>>202
そうですね、年齢は関係なかったのかもしれませんね。 井上靖は中高生の頃によく読みました
「敦煌」「桜蘭」「蒼き狼」など懐かしい 失礼しました
「楼蘭」ですね
googleの日本語入力がポンコツ(言い訳) 春樹の風の歌を聴けは何が言いたいのか、どういうストーリーなのか
何ひとつ分からなかったけど、文章がすごく面白くて好き
他にも春樹作品を読みたいと思って半年くらい前に
アメリカで出版されて逆輸入されたんだったか
象の消滅を買って読んだら、風の歌のような魅力のある文章の作品が無くてがっかりしたな
それでもパン屋再襲撃と納屋を焼くは割と良かったけど 村上春樹は純文学の中興の祖ではあるんだよね
自分は好きではないけど、文章で読ませる小説を復活させた意義は大きいかと(偉そう)
三島由紀夫は隙の無い美文だけど社会派推理小説の勃興には逆らえなかった
いくら東大法学部卒で大蔵省に勤務といっても社会人経験はわずか1年
松本清張を始めとする世間に揉まれた人達が書くと社会派推理小説に勝てるはずも無かった(やっぱり偉そう)
三島が挫折して途絶えかけた純文学の系譜を繋げたのかなあ 大蔵省に三島が勤めてたのが半年か1年かよく分からなかったので
ウィキペディアを見たら徴兵されなかった経緯が詳細に書いてあった
三島ファンが書いたのだろうけど言い訳が多すぎる
40歳近くになってなぜか徴兵されてしまった松本清張や
学徒出陣で死にかけた司馬遼太郎たちと比べると
徴兵されもせずに威勢のいい事を言って自死した三島が見劣りする気持ちは分かるけど
あまりにも身びいき過ぎるのはマニアとはいえ虚しいものがある
(久々の酒で酔ってます) ツイッターで書き込んだら非難殺到しそうなので
ここに書くことをお許しください
ツイッターだとレスやDMで右寄りの人たちに脅迫されそうw 井上靖は「天平の甍」が忘れられません。
歴史という巨視的な視点から見ると、人間というのは弱小な存在なんだと思い知らされました。
特に偉大な功績を残した人をのぞけば、人類の歴史にとって人間ひとりなんてちっぽけな存在。
それでも井上靖の筆致は人生を肯定していると感じました。
中編にちかい短さですが、スケールの大きな作品でした。 >>208
「純文学の中興の祖」かどうかは意見が分かれるんではないかと思います 小説の中興の祖とは言ってもいいのではないでしょうか?
減っていた受け手を増やしたという意味で。 あー若い時のある時代には小説は読んでなかったおバカな若者だった人間には耳の痛い話ですな
柳美里の小説しか読めなかった 「生きがいについて」を読んで
私はなぜつらいのかを考えたら
私は衝動的に行動したいタイプの人間で(といっても自由に書店に行って本買いたいということ程度だけど)
それなのに読書によって深められる「精神化」というのは書店に行かずに静かに長時間本を読むことでしか得られない
自由に衝動的な行動はできないのは不本意だがそれができないでいるために本が読めて思索ができる
自分というものが真っ二つに引き裂かれてしまっている
どこに湧き上がる欲望をおさめたらいいのかわからない もう小説が流行を創ることもないだろうな
書き手は常に後追いの役になった ハルキは好きではないが流行を創ったのは偉大としか言いようがない 「背高泡立草」(古川真人 集英社)を読む
この読みづらさの原因はなんだろうと思いながら読み返す >>216
常に衝動性があって、それを抑えられないような症状があるのですか?
普通なら、動きたいときに動き、そうでないときには座って読書していればいいと思うのですが。
自分のそのときのWantは自覚して選択できると思うので。 今日コンビニ行ったら本棚に
「弱った心がラクになる 後ろ向き名言100選」ってのがあって
気にはなりつつもちょっと高いなと思って買わなかった
調べたらもう2年前に発売された奴だったんだな
何で今頃売ってるんだろ?
誰か持ってる、読んだって人いたら感想聞かせてください >>223
その衝動とは「書店に行きたい」という一念でしかありませんが
交通弱者なのと僻地住まいのため滅多に書店に行くことができないのです
かといって書店に行ける場所に転居したら蔵書とおさらばしなければなりません
このジレンマで私の身は引き裂かれそうです 今日はバイト休みなのでサンマルクカフェに行って読書
美味しいパン2つとコーヒーで500円少々は安いのだ >>225
読書が好きで好きでたまらないけれど
貧しすぎて本があまり買えないという人が、
図書館の裏に引っ越したという例がありました。
貴方なりの解決法が見つかるといいですね。 >>227
私の場合、本が買えないというほど貧しくはない
といっても本に使える金額には上限があるため欲しい本全部は買ってないという状態
住民皆貧しい土地ですから図書館でしか本を読まない人もいますが
最寄りの図書館の裏にはアパートはありません 「読みづらい悪文」と「文章の格調高さ」ってどう見分けたらいいんでしょうねえ
読みづらいのは句点がいくつもあってダラダラ続く文章だからか主語がどれだかわかりにくいせいか
「彼ら」とか「彼」が誰のことだかわかりにくいせいか
長い線が多用されるせいか それは読者ではなく作者の問題だな
意図して書かれてるなら悪文もまた文学だね
少し前の芥川賞で婆さんがそういう受賞作描いてただろう
著名人が評価したから受賞したが仮に新人賞だったら一次選考すら通らなかっただろうって批判されたやつ >>231
「おら おらで ひとり いぐも」のことですか
あれは大して読みづらくはなかったですよ
読んでいて意味わかったし
それが今度映画化されるそうですね
田中裕子主演で >>229
チョコクロワッサンとかピザっぽい惣菜パンとか
チョコクロワッサンは有名だよ
サンマルクカフェのホームページに載ってるこれがチョコクロワッサン
https://www.saint-marc-hd.com/saintmarccafe/ >>235
美味しかったよ
惣菜パンもなかなかの美味さ
コスパもいい サンマルク近くに無いけど
チョコクロ食べたくなってきた
どこかで買ってこようかな 父が父の誕生日に雪の中郊外の大きめの書店に行って本を買ってきた 「本はどう読むか」(清水幾太郎 講談社現代新書)という本を読みましたが
インテリの自慢が鼻につくわりには役に立ちそうなことは書いていなくて
読書の仕方を切実に知りたい人間には優しくない本でした
「面白い本を読め、面白くない本を読んでも仕方がない」
「本は買わないと手に入らなくなるからすぐ買え」とか財布にも優しくないことを言っている 『幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない マインドフルネスから生まれた心理療法ACT入門』読了。
今までにセルフ・ヘルプ本は軽く100冊以上読んだが、自分にとってナンバー1。
認知行動療法のように自分の嫌な思考や感情に取り組むのではなく、あるがままに受容して囚われない。
先端の心理療法ACTのコンセプトとテクニックを段階的に紹介していく。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています