読書について語り合いましょう part21
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前スレ
読書について語り合いましょう part20
https://krsw.5ch.net/test/read.cgi/mental/1572000409/ 「風の歌を聴け」については講談社の編集の人に「こんなちゃらちゃらした小説は文学じゃない」とこきおろされたと村上春樹本人がエッセイに書いてましたよね >>199
井上靖が反対したのを年のせいにするのは少し酷かなあ
井上靖は元毎日新聞の記者で社会派作家の山崎豊子(毎日新聞での直属の部下)、松本清張を評価してた人だから村上春樹の実力を見抜けなかったのも無理ないかと >>201
そんな酷いことを言う編集者がいたのですか。
まあ自分の正直な感想や批評が言えなければ、プロではないかもしれませんが。
>>202
そうですね、年齢は関係なかったのかもしれませんね。 井上靖は中高生の頃によく読みました
「敦煌」「桜蘭」「蒼き狼」など懐かしい 失礼しました
「楼蘭」ですね
googleの日本語入力がポンコツ(言い訳) 春樹の風の歌を聴けは何が言いたいのか、どういうストーリーなのか
何ひとつ分からなかったけど、文章がすごく面白くて好き
他にも春樹作品を読みたいと思って半年くらい前に
アメリカで出版されて逆輸入されたんだったか
象の消滅を買って読んだら、風の歌のような魅力のある文章の作品が無くてがっかりしたな
それでもパン屋再襲撃と納屋を焼くは割と良かったけど 村上春樹は純文学の中興の祖ではあるんだよね
自分は好きではないけど、文章で読ませる小説を復活させた意義は大きいかと(偉そう)
三島由紀夫は隙の無い美文だけど社会派推理小説の勃興には逆らえなかった
いくら東大法学部卒で大蔵省に勤務といっても社会人経験はわずか1年
松本清張を始めとする世間に揉まれた人達が書くと社会派推理小説に勝てるはずも無かった(やっぱり偉そう)
三島が挫折して途絶えかけた純文学の系譜を繋げたのかなあ 大蔵省に三島が勤めてたのが半年か1年かよく分からなかったので
ウィキペディアを見たら徴兵されなかった経緯が詳細に書いてあった
三島ファンが書いたのだろうけど言い訳が多すぎる
40歳近くになってなぜか徴兵されてしまった松本清張や
学徒出陣で死にかけた司馬遼太郎たちと比べると
徴兵されもせずに威勢のいい事を言って自死した三島が見劣りする気持ちは分かるけど
あまりにも身びいき過ぎるのはマニアとはいえ虚しいものがある
(久々の酒で酔ってます) ツイッターで書き込んだら非難殺到しそうなので
ここに書くことをお許しください
ツイッターだとレスやDMで右寄りの人たちに脅迫されそうw 井上靖は「天平の甍」が忘れられません。
歴史という巨視的な視点から見ると、人間というのは弱小な存在なんだと思い知らされました。
特に偉大な功績を残した人をのぞけば、人類の歴史にとって人間ひとりなんてちっぽけな存在。
それでも井上靖の筆致は人生を肯定していると感じました。
中編にちかい短さですが、スケールの大きな作品でした。 >>208
「純文学の中興の祖」かどうかは意見が分かれるんではないかと思います 小説の中興の祖とは言ってもいいのではないでしょうか?
減っていた受け手を増やしたという意味で。 あー若い時のある時代には小説は読んでなかったおバカな若者だった人間には耳の痛い話ですな
柳美里の小説しか読めなかった 「生きがいについて」を読んで
私はなぜつらいのかを考えたら
私は衝動的に行動したいタイプの人間で(といっても自由に書店に行って本買いたいということ程度だけど)
それなのに読書によって深められる「精神化」というのは書店に行かずに静かに長時間本を読むことでしか得られない
自由に衝動的な行動はできないのは不本意だがそれができないでいるために本が読めて思索ができる
自分というものが真っ二つに引き裂かれてしまっている
どこに湧き上がる欲望をおさめたらいいのかわからない もう小説が流行を創ることもないだろうな
書き手は常に後追いの役になった ハルキは好きではないが流行を創ったのは偉大としか言いようがない 「背高泡立草」(古川真人 集英社)を読む
この読みづらさの原因はなんだろうと思いながら読み返す >>216
常に衝動性があって、それを抑えられないような症状があるのですか?
普通なら、動きたいときに動き、そうでないときには座って読書していればいいと思うのですが。
自分のそのときのWantは自覚して選択できると思うので。 今日コンビニ行ったら本棚に
「弱った心がラクになる 後ろ向き名言100選」ってのがあって
気にはなりつつもちょっと高いなと思って買わなかった
調べたらもう2年前に発売された奴だったんだな
何で今頃売ってるんだろ?
誰か持ってる、読んだって人いたら感想聞かせてください >>223
その衝動とは「書店に行きたい」という一念でしかありませんが
交通弱者なのと僻地住まいのため滅多に書店に行くことができないのです
かといって書店に行ける場所に転居したら蔵書とおさらばしなければなりません
このジレンマで私の身は引き裂かれそうです 今日はバイト休みなのでサンマルクカフェに行って読書
美味しいパン2つとコーヒーで500円少々は安いのだ >>225
読書が好きで好きでたまらないけれど
貧しすぎて本があまり買えないという人が、
図書館の裏に引っ越したという例がありました。
貴方なりの解決法が見つかるといいですね。 >>227
私の場合、本が買えないというほど貧しくはない
といっても本に使える金額には上限があるため欲しい本全部は買ってないという状態
住民皆貧しい土地ですから図書館でしか本を読まない人もいますが
最寄りの図書館の裏にはアパートはありません 「読みづらい悪文」と「文章の格調高さ」ってどう見分けたらいいんでしょうねえ
読みづらいのは句点がいくつもあってダラダラ続く文章だからか主語がどれだかわかりにくいせいか
「彼ら」とか「彼」が誰のことだかわかりにくいせいか
長い線が多用されるせいか それは読者ではなく作者の問題だな
意図して書かれてるなら悪文もまた文学だね
少し前の芥川賞で婆さんがそういう受賞作描いてただろう
著名人が評価したから受賞したが仮に新人賞だったら一次選考すら通らなかっただろうって批判されたやつ >>231
「おら おらで ひとり いぐも」のことですか
あれは大して読みづらくはなかったですよ
読んでいて意味わかったし
それが今度映画化されるそうですね
田中裕子主演で >>229
チョコクロワッサンとかピザっぽい惣菜パンとか
チョコクロワッサンは有名だよ
サンマルクカフェのホームページに載ってるこれがチョコクロワッサン
https://www.saint-marc-hd.com/saintmarccafe/ >>235
美味しかったよ
惣菜パンもなかなかの美味さ
コスパもいい サンマルク近くに無いけど
チョコクロ食べたくなってきた
どこかで買ってこようかな 父が父の誕生日に雪の中郊外の大きめの書店に行って本を買ってきた 「本はどう読むか」(清水幾太郎 講談社現代新書)という本を読みましたが
インテリの自慢が鼻につくわりには役に立ちそうなことは書いていなくて
読書の仕方を切実に知りたい人間には優しくない本でした
「面白い本を読め、面白くない本を読んでも仕方がない」
「本は買わないと手に入らなくなるからすぐ買え」とか財布にも優しくないことを言っている 『幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない マインドフルネスから生まれた心理療法ACT入門』読了。
今までにセルフ・ヘルプ本は軽く100冊以上読んだが、自分にとってナンバー1。
認知行動療法のように自分の嫌な思考や感情に取り組むのではなく、あるがままに受容して囚われない。
先端の心理療法ACTのコンセプトとテクニックを段階的に紹介していく。 「幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない」なんか心に刺さりました 西尾和美『心の傷を癒すカウンセリング366日』(講談社+α文庫)
この本を毎日1日分ずつ1年間かけて読み、それを3回くりかえしました。
3年後、精神的にとても楽になっていて、この本が必要でなくなりました。
Webでも「今日1日のアファメーション」のタイトルで日替わりで表示されます。
http://www.iff.co.jp/nishio/affirmation Kindle買って2ヶ月経ったけど、
夜、寝ながら読書するにはいいですね。
目にも優しい感じだし、片手でいけるので。 >>250
夜、寝床で本を読まなくなって久しいです >>250
目に優しいんだ
スマホだと目に刺激が強すぎるからKindleはいいね
スマホを暗闇でしてたら視力が落ちたよ
トホホ 手持ちのよりもっと高いKindleが時々欲しくなるけれど壊れてもいないものを買い換える余裕は無いです ブルーライトが殆どなくて、
フロントライトだから、目に向かって光が出てないですよ。だから、特有の刺激を感じない。 渡辺謙「字が小さすぎて読めない!」
付き人がタップして字を拡大
渡辺謙「大きく見えるね」
その後に尻でKindleを踏む菊川玲(踏むなw) >>251
自分を一気には変えるのは難しいから、毎日1日分ずつ1年かけて読みました。
それを3回繰りかえして3年たったら、自分の心がかなり癒されていました。
継続は力なりというのを実感しました。 発想の転換という意味では>>244の本に劇的な効果がありました。
もちろん発想を変えるのと行動を変えるのはイコールではありませんが、
歩いていく方向がわかっただけで大きな収穫でした。 >>259
その本は私のAmazonのほしいものリストに入ってました
そんなに良い本だということをきいてふーむ、欲しいとあらためて思いましたね >>262
人によって合う合わないもあると思います。
最初にも書きましたが、Webで日替わりの「今日のメッセージ」をしばらく見てみてはいかがでしょうか。
http://www.iff.co.jp/nishio/affirmation
定価だと1,000円以上しますが、Webのブックオフなら300円ぐらいですよ。
(送料無料にするためには、あと1,200円買わなければいけませんが) 小説や物語を読むのが苦手で
Amazonで「小説 物語 苦手」で検索したら山田詠美の「ぼくは勉強ができない」とか小学生向けの国語参考書とかがでてきて
イヤ、そういうことじゃなくてwと困ったけれど
ネットが万能でないってのはそういうことで 私もどうも小説は苦手で実用書ばかり
海外の古典的な小説ならごく稀に読みます >>265
>>266
自分もそうなのだけど人にそれを言うと大抵不思議がられる
「小説のほうが読みやすいのに」と言い返される事が多い
学術系の本は時間はかかるけど読みやすいのにね 読むのが苦手だったけど得意になりたくて
得意になるための階段上がるため読書トレーニング的に短編小説集を耽読したり
詩集を再読したり
外国の小説を違う訳で読んでみたりと努力中です
子どものときにできてた人がうらやましいです >>269
長編小説を読むのに異常に時間がかかるんですよね
まあ私は万事がのろいのだけども >>270
数巻も続く長編小説は自分も読むのがキツい
この間読んだ直木賞受賞作家たちの座談会のなかで
渡辺淳一が「だって短篇がひどくまずくて、長篇がうまくかけるわけないし
長篇はうまいが短篇はやたら下手ということはないでしょう。」
と言ってるので短編集を読むほうがいいかもしれない >>272
1988年です
『藤沢周平のこころ』(文春文庫)に載ってました >>273
お答えありがとうございます
その本が出ていたことも知りませんでした
海坂藩の地元民なのにねw >>274
それはすごい!
藤沢さんの小説を読むと山形に行きたくなります
藤沢周平さんは郷土の誇りですね 時代小説というのは古びませんね
決して偉ぶることもなく「普通が一番」を家訓にしていた小説家
没後24年、忘れら去られるどころか存在感が健在
偉大なりとしか言えません >>275
我が地元の観光客はだいたい次の通りの内訳になってます
@藤沢周平ファン
Aクラゲ好きな方(鶴岡市立加茂水族館へ)
B幕末庄内藩クラスタ
Cイタリアンレストラン・アル・ケッチァーノが目当ての美食家
D石原莞爾に興味のある方
E佐藤賢一ファン
F丸谷才一を慕う人
G日本海側の旅情が好きな方
まあこんなところです ぎゃー、数字が文字化けしてはてなマークになってる! >>276
大言壮語な規模の大きすぎる小説より地に足のついた小説が評価されてるのでしょうか 無難なところで・(なかてん)にしときゃよかったぁー! >>277
多すぎw
佐藤賢一さんもそうなのですね
石原莞爾については今日立ち読みして買って来た藤沢周平さんのエッセイに出てきます
直接会ったことはないみたいだけど少年時代に偉人として大人たちの間で信仰者が多かったとのこと
藤沢さんには満州事変より東亜連盟のイメージが強いみたい
東亜連盟は中国人や朝鮮人も参加していた団体で当時の差別的な組織とは一線を画していました >>280
あれ?
自分はmateだけど文字化けしてないよ >>281
同じ自治体ということでは
・出羽三山の参拝者
・人面魚に興味ある方
も追加で さらに
・田沢稲舟の研究者
・高山樗牛の研究者
なども >>283
出羽三山は凄く見たいけど人面魚は(汗) >>281
歴史にくらくてすみません
東亜連盟については全くの無知でした >>286
謝るような事ではないですよ
藤沢周平さんのなかで東亜連盟のイメージが強いのは石原莞爾が晩年に地元に帰って来てたからでほとんど知られてないのではないかなあ
自分はたまたま歴史ファンなので知ってただけです 内容を忘れていた「珈琲店タレーランの事件簿2」を読み返した
古本で買った本がさらにボロくなった >>287
藤沢周平さんは少年時代、予科練志望の軍国少年でしたからね パニック障害が再発気味で、公共の場所での本読みが
厳しい 朝ドラで西川貴教が演じていたジョージ富士川という芸術家の「自由は不自由やで〜!」というセリフは
サルトルの言ってることではないか、と思っていたが
初心者向けの哲学の本を読んでもやっぱりそう思った サルトルは構造主義に完敗したけど、
実存主義の方がしっくりくる 自分も100円でしこたま買って積んでる
200冊超えてる その本に綺麗にカバーかけたりして楽しんではいるが
そのカバーも汚れてきたりして汗 積まれた本からの
プレッシャーで寝不足が続いてるw ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています