今までで一番感動したドラマは「世界の中心で愛を叫ぶ」。
ふつうの余命ものドラマとは違って、遺された者の喪の仕事の悲しみと苦しみが壮絶に描かれていた。
愛するかけがえのないない人を失う悲しみや苦しみの壮絶さ、そして地獄の暗闇のなかで求める小さな光。
主演の山田孝之が役柄と完全に重なり、恋人を亡くした朔太郎そのものになりきっていた。
助演の綾瀬はるかも山田孝之の快演にしがみ着いていき、自分の死に怯えながらもがき苦しむ少女を見事に演じきった。
脚本家が東大宗教学科出身で、テーマが深いと思う。
深くて重いけど、感動できるいいドラマだった。