新型PCXは3型PCXの改悪品に過ぎない理由

・リアディスクにしても制動距離は 全く 変わらない
車体を止めるのはブレーキではなく「タイヤ」である、ブレーキが止めるのはタイヤの回転だけである
ブレーキでタイヤの回転が止まっても、強い慣性を持っている車体は止まらず、タイヤがロックして路面をズサる
この状態ではタイヤのグリップ力だけで制動距離が決まる
新型PCXはリアディスクになって単にタイヤがロックし易くなっただけである

・リアディスクになったのに、リアブレーキにABSが付いていない
新型PCXはリアディスクになってタイヤがロックし易くなったのに、コストダウンでフロントABSしかついていない
前後ABSのNMAXなどと違い、ブレーキレバーを握るとリアタイヤが簡単にロックしてしまい危険である
タイヤがロックして滑ると制動距離が長くなる

・太いタイヤにしてもグリップ力は 全く 上がらない
車体の軽い原付はタイヤが路面に押し付けられる力(面圧)が低いのに、タイヤを太くするとさらに荷重が分散され、路面への食い込みが悪くなりグリップ力が下がる
空気圧管理を怠って低圧で乗っている場合や、ウエット路面を走る場合は特に危険
タイヤが太いと水膜を切り裂く能力が下がる
水溜まりなどに突っ込むとハイドロプレーン現象でタイヤが浮き上がってフロントから滑る危険が劇的に上がる

・4バルブのショートストロークエンジンは実用トルクを下げ、加速も燃費も悪くなるだけ
4バルブのショートストロークエンジンは燃焼効率が悪く、低回転トルクが細い
排ガス規制対策前の2型・3型PCXのエンジンが5000回転で12Nmのトルクが出たのに、新型は6500回転まで回さないと同トルクも出ない
これは実用領域では排気量の小さいバイクに乗っているのと全く同じことで、「単なるパワーダウン」であり加速力が下がる
また常用回転数が上がるので燃費も悪くなる

・トラコンはスリップ防止機能ではない
タイヤの空転を防止するだけの機能に過ぎない
後輪の回転数>前輪の回転数を検知し、燃料噴射をカット(パワーダウン)するだけのもの
エンジンのパワーが元から低い原付ではそもそもタイヤが空転すること自体ないので、付いている意味が全くない
横滑りに対してはそもそも全く何の意味もなさず、転倒防止機能でもなんでもない