和歌山:ということは、スポーツネイキッドそのもののGSX-S1000に対し、車輛性格はもっとストリート寄りということでしょうか。

寺田:いえ、決してそうではありません。狙った線はあくまでもスポーツネイキッドで、それをよりワイドレンジに楽しんでもらいたいということです。

和歌山:でも、今朝、昨夜の雨で路面も濡れていたときは、サスに荷重を掛けにくいうえに、寒さでサスの動きが渋かったことも手伝ってか、ややハードな印象を受けました。
カタナは、ストリートファイター的な硬派のバイクだったのかとも思ったものです。

寺田:それは少々、心外です。着座位置が80o前方に移動し、ハンドルグリップ位置も前にあって、前荷重気味になることを対処して、リヤサスはバネ乗数を1ランク柔らかくし、フロントフォークも油面を下げて動きやすくさせています。朝一番のときは、条件が悪すぎたのですかね。
https://bike-news.jp/post/135823/2