任天堂が新型家庭用ゲーム機「スイッチ」を発売して1カ月。アナリストが相次ぎ目標株価を引き上げるなど、業績改善への期待が高まっている。ブルームバーグのデータによると、ゲーム機発売後の同社の株価上昇率は、1億台を売る大ヒットとなったWiiを上回った。

ジェフリーズのアツール・ゴヤールアナリストは5日付リポートで、オークションサイトでスイッチは米国で定価の40ー100%、日本では8−70%上乗せして販売されているとし、「あり得ないほど強い需要がある」と指摘した。
  SMBC日興証券、みずほ証券など3社が発売後に目標株価を引き上げた。SMBC日興の前田栄二シニアアナリストは、5日付リポートでスイッチについて「順調な立ち上がりで事前の懸念は払拭された」とし、目標株価を従来の2万2000円から2万5500円に上げていた。
  任天堂アメリカは発売から2日間のスイッチの米国での売上げについて、「自社の家庭用ゲーム機として過去最高を更新した」としている。広報担当者が事実を確認した。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-04-07/ONZJ1U6KLVRG01