https://www.famitsu.com/news/201706/19135791.html
――懐かしさの中に新しさを出していくのは簡単なことではないと思いますが、『セツナ』ではどのような手応えがありましたか?
橋本 おっしゃる通り、めちゃくちゃ難しいんですよ。90年代のRPG像は、それぞれのプレイヤーの中にあり、さらにそこに勝たないといけないので、非常に難しい。
『セツナ』では賛否両論をいただいたのですが、「こういうものを待っていた!」という声もたくさんいただきましたし、
それを支持してくださる方もたくさんいたので、一定の成功を収められたとは思っています。
ただ、自分たちとユーザーの皆さんのあいだでズレがあった部分もありまして。たとえば、宿屋がいい例だと思っています。

――『セツナ』には宿屋がありませんでしたね。
橋本 僕らとしては、宿屋はそこまで重要じゃないと思っていたんですけど、
『セツナ』を発売したら、「なんで宿屋がないねん」というご意見をいただいて(笑)。
「なるほど」と思って、『ロストスフィア』にフィードバックして取り入れています。そうして進化していければいいなと。