君島:
今後デジタル売上⾼の⽐率は着実に上がっていくと思います。これは、お客様がデジタルコンテ
ンツを受け取ることに慣れてきておられることを背景とするものですが、この趨勢は欧⽶のお客様
の動向、特にソフトメーカー様のタイトルの販売状況から明らかに⾒て取れます。パッケージソフ
トのみをお求めいただいているお客様も⼤勢いらっしゃいますので、売上の全てがデジタルコンテ
ンツになるわけではありません。また、コンテンツの内容や、どの年齢層の、どういったお客様が
ご購⼊されるのかといった、ソフト毎に異なる前提によっても⽐率は異なってきますので、今後当
社のデジタル売上⾼の⽐率がどこまで上がっていくのかは予想できません。ただ、海外のソフトメ
ーカー様のタイトルの中にはデジタル売上⾼⽐率が 50%に達しているものも既にあり、⽐率は確実
に上がっていくと思います。
収益の安定性への貢献という点では、デジタル売上⾼⽐率が上がってもソフトの販売総数が減っ
てしまっては収益に貢献したことにはなりませんので、多くのお客様にお買い求めいただける⾯⽩
いソフトをつくることの⽅が重要だと考えています。
https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2018/180428.pdf