PSNow:第一世代クラウド
NvidiaGRID:第二世代クラウド

ttps://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/536151.html

Phil Eisler氏
 NVIDIAのクラウドゲーミングのカギは、GPUの仮想化だ。GPU上で複数の仮想マシンを切り替えて実行できるようにすることで、複数のゲーマーをサポートしようとしている。
本来ならクライアントで走るゲームが、サーバーGPU上の各仮想マシンで走る仕組みだ。
NVIDIAでクラウドゲーミングを担当するPhil Eisler氏(General Manager, Cloud Gaming)は次のように説明する。

 「現在の第1世代のクラウドゲーミング(PS Now)では、(ハードウェアを)1対1にしなければならない。1ユーザーに対して、1コンピュータ、1グラフィックスカードで、サービスを提供するため、それなりにコストが高く電力も大きかった。
しかし、Keplerアーキテクチャでは、まず効率が高いために半分の消費電力でレンダリングできる。また、ビルトインされたハードウェアビデオエンコーダのおかげで、エンコードもオフロードできる」。

 「さらに、仮想化によって、1サーバー当たり1ゲーマーではなく、8ゲーマーまでを効率的にサポートできる。そのため、コストを下げて電力消費も半分に下げることができる。
Keplerなら、ゲーム配信のコストを、Netflixのような映画のストリーミングのコストに近づけることができる。それによって、例えば、月10ドル程度のサブスクリプションで多数のゲームを楽しめるようになるだろう」。

 サービスを提供する側にとって、コストが安くスケーラブルな環境を提供できるのがGPUでの仮想化の利点だ。