『レッド・デッド・リデンプション2』は『GTAV』並の売上に到達するか? メディアとユーザーの評価ギャップについて
https://jp.ign.com/red-dead-redemption-2/30416/news/2gtav

しかし、評判が良くなければロングセラーは期待できない。メディアのレビューはもちろん、ユーザーの評価はAmazonのカスタマーレビューやSNSなど、さまざまな形でわかり、拡散していく。
『レッド・デッド・リデンプション2』はIGN JAPANのレビューで9.3のスコアを獲得し、週刊ファミ通(11月15日号)のクロスレビューでも40点中39点をマークしており、非常に評価が高い。
しかし一方で、ユーザーの評価はかなり割れている。Amazonのカスタマーレビューは現在469件投稿されており、5つ星のうち3.5の平均評価に留まっている。
IGN JAPANのレビュー動画やファーストインプレッション座談会においても操作系のぎこちなさやリアリティ重視によりゲーム性が損なわれてしまったといった意見のコメントを見受けられる。

実のところ、メディアとユーザーの評価にギャップがあるのは国内に限った現象ではない。
『レッド・デッド・リデンプション2』はIGN本家で10点満点のスコアを獲得し、他メディアからも圧倒的な高評価が見受けられる。
レビュー集積サイトMetacriticにおけるメタスコア(メディアレビューの平均スコア)はPS4版Xbox One版とも97点という異常に高いものになっている。
しかし、ユーザーの平均スコアはPS4版7.6点、Xbox One版6.9点とあまり高くない。

メディアとユーザーとの間に大きなギャップがあることは明らかだ。
Metacriticで『レッド・デッド・リデンプション2』と同じ97点のメタスコアを獲得している数少ない傑作扱いのゲームと比較してみよう。
同じロックスターの『グランド・セフト・オートV』PS4版のユーザースコアは8.3点、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は8.5点、『スーパーマリオ オデッセイ』は8.9点だ。
『レッド・デッド・リデンプション2』はこれらと比べて、メディアとユーザーとの間に大きなギャップがあることは明らかだ。