――本作の企画書ができたのは2015年12月だそうですが、開発が本格的にスタートしたのはいつごろなのでしょうか?

桜井 “本格的に”と言うなら、『スマブラfor』の追加コンテンツ(以下、DLC)が終わってからと見るべきでしょうね。最後にカムイやベヨネッタが配信されたのが2016年2月なので、そのあたりからだと思います。

――桜井さんの頭の中では、『スマブラfor』のDLCファイターも『スマブラSP』も、並行して作ってらっしゃったわけですよね。

桜井 そうですね。ただDLCを作っている期間というのは、ふつうの開発をしている期間よりもちょっとラクにはなります。それまではスタッフが何百人規模で、その何百人の仕事を見ている毎日だったのが、DLCの制作では数十人に限られるわけですからね。

――そのときには、もうニンテンドースイッチ(以下、スイッチ)の仕様も、ある程度把握されていたのですか?

桜井 はい。スイッチについては、設計段階といいますか、かなり前の段階から見せていただいて、ちょくちょくお話を聞きにも行っていました。
https://s.famitsu.com/news/201812/17169087.html