https://www.famitsu.com/news/201901/24170939.html
――ひと足先にプレイさせていただいていますが、遊び込める要素が満載ですね! ワールドクリアー後も、ずっと探索やミニゲームを続けてしまいます。
ストーリー的にも、欠けていたパズルのピースがはまるような気持ちよさがあって、ファンにはたまりません。
野村
ありがとうございます。『KHIII』は、言うなれば“マスター・ゼアノートを倒すお話”です。
それをもってダークシーカー編が完結し、シリーズとしても大きな区切りとなるので、多くの謎が解消されています。

――これからプレイする方へ向けて、今回のソラの目的についていくつか解説していただければと思います。
まず、マスター・ゼアノートに対抗するため、ソラが必要としている“目覚めの力”について教えてください。

野村
いくつかの特性があるのですが、端的に言うなら“正常な状態にない心を、もとに戻す力”です。
“閉じられたものを開いて、そこから心を取り戻す”ことができます。
『KH3D』では、眠りに落ちた世界のポータル……玄関にあたるものを開いて、各ワールドに入っていきました。
それが“目覚めの力”を得るための修練でもありました。
しかし、マスター・ゼアノートの介入で、ソラは“目覚めの力”をきちんと身につけられなかった。
そのため、『KHIII』冒頭では、力を取り戻すことが目的となっています。

――闇に対抗する光の守護者たちを揃えるために、その“目覚めの力”が必要になる、ということですね。
もうひとつ、“ロクサスの復活”も目的になりますが、そもそもソラと同化した状態になっているロクサスの“復活”の定義とは?

野村 
肉体を持った状態で、独立した人格として蘇ることです。
『KHII』では、ロクサスがソラの中に帰ったことですべて解決したように見えました。
しかしその後、『KH3D』でソラはロクサスの心と記憶に接触し、「ロクサスはロクサスとして存在すべき」という思いを伝えています。
ソラは、ロクサス自身に心があること、彼を待っている人(アクセル)がいること、そして今回は光の守護者として力を借りるために、彼の復活が必要だと考えています。