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プレステ版『FF7』発売時に…ゲーム流通の革命児「デジキューブ」の始まりと終焉



(前略)

 このとき、「デジキューブ」が目指したコンビニでのゲーム流通は、確かに成功していました。しかしそれは、既存流通網や販売店舗を敵に回すもろ刃の剣でもあったのです。

 特に大きな問題となったのが流通でした。任天堂製品を扱う流通組織はかつて「初心会」と呼ばれており、任天堂とは極めて密接な関係にあったのです。デジキューブの設立自体が「初心会」と対立するものであり、
当然のごとくデジキューブでは任天堂製品を扱うことはできなかったのです。そのほかさまざまな問題があり、この時期の任天堂とスクウェアの関係は非常に悪いものでした。

「デジキューブ」としては携帯用ゲーム機で大きなシェアを持つ任天堂製品を取り扱いたいと考えていましたが、任天堂はそれを拒否します。ことに、大流行していた『ポケットモンスター赤・緑』を取り扱えなかったことは、「デジキューブ」にとって大きな痛手となったのです。
最近では『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズに『FFVII』のクラウドが登場していることを見ると、関係は修復されているのかもしれません。
(後略)