「アトムの童」にソニーが「協力」 クレジットに「プレイステーション」のロゴ
https://news.yahoo.co.jp/byline/kawamurameikou/20221017-00319836


16日から放送がスタートした日曜劇場「アトムの童(こ)」(TBS系)に、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が協力していることが明らかになりました。ドラマのクレジットに「協力 プレイステーション」とあり、SIEのキーマンの吉田修平さんに加え、他にも3人の社員名が記されていました。ブランドロゴだけであっさり終わらせるのではなく、4人の名をわざわざ記しており、相当な協力体制があったことをうかがわせます。

何せドラマの影響力は絶大ですから、一部の人たちから誤解されてしまう可能性があります。もちろん「このドラマはフィクションです」という一文を入れていますが、SNS全盛の時代を考えると、文言の効果は限定的でしょう。

 改めて考えると、SIEがドラマに協力したこと自体に驚かされます。ドラマは架空の話ですが、印象的なシーンについて現実と照らし合わせて比較されたり、モデルを推察されがちです。特にゲームファンは、SNSの発信力もあります。従ってドラマにゲーム会社が協力したことが裏目になる可能性もあります。それ自体「リスク」という考えもあり、全く協力しない方が無難とすら言えるかもしれません。

 一方で、ゲーム業界を題材にしたドラマが、日曜劇場というビッグネームの枠で放送されること自体、ゲーム業界全体にとって、プラス効果が大きいのも確かです。

 リスクを承知でドラマに協力したゲーム業界の関係者。そしてインディーゲームという難しい題材に挑んだドラマ制作者。双方に敬意を表しながら、楽しみたいと思っています。